今回は、jQueryの非常に便利な機能の一つ、「wrapInner()」メソッドを使って、特定のHTMLタグを別のタグで囲む方法について詳しく解説します。
この技術は、ウェブページ上で特定のテキストやコンテンツを目立たせたい時、あるいは構造的な変更を加えたい時に非常に役立ちます。
はじめに
プログラミングの世界では、コードを簡潔に、そして効率的に書くことが求められます。jQueryは、そのようなニーズに応えるためのライブラリの一つです。この記事では、jQueryの「wrapInner()」メソッドを使用して、特定のHTML要素を簡単に別の要素で囲む方法を学びます。特に、クラス名「txt」が付けられたタグを、sectionタグで囲む例を通じて、その過程を紹介します。
CSSでの準備
まずは、タグ要素を視覚的に際立たせるためのCSSを準備します。
ここでは、body、h1、sectionタグ、そして対象となる.txtクラスに適用するスタイルを定義しています。例えば、sectionタグには背景色を黒に設定し、テキストの色は白にしています。このスタイリングは、後にJavaScriptを使って動的に生成される要素にも自動的に適用されます。
<style type="text/css">
body{
font-family:Verdana,"Hiragino Kaku Gothic Pro","ヒラギノ角ゴ Pro W6",Osaka,"MS Pゴシック",Arial,sans-serif;
padding: 0;
margin: 0;
overflow-x: hidden;
line-height: 1.8em;
text-align: center;
}
h1{
font-size:16px;
text-align:center;
font-weight:normal;
padding:10px 0;
position: relative;
}
section{
width: 500px;
margin: 0 auto;
background-color: #000000;
font-size: 24px;
font-weight: bold;
}
.txt{
color: #ffffff;
line-height: 2em;
}
</style>
HTMLの準備
次に、HTMLを準備します。ここでは、class=”txt”を持つdivタグを3つ用意しています。これらは、後ほどjQueryを使ってsectionタグで囲みます。。
<h1>予め記述してるclass=txtタグ×3をwrapInnerを使用し、sectionタグで囲んでます</h1>
<div class="txt">テキスト1</div>
<div class="txt">テキスト2</div>
<div class="txt">テキスト3</div>
JavaScriptでの実装
jQueryのwrapInner()メソッドを使って、指定した要素を動的に別のタグで囲みます。
ここでは、すべての.txtクラスを持つ要素を選択し、それぞれをsectionタグで囲います。
この処理を行うためには、まずjQueryライブラリ(jquery-2.2.0.min.jsファイル)を読み込む必要があります。
<script src="./jquery-2.2.0.min.js" type="text/javascript"></script>
<script type="text/javascript">
$(document).ready(function(){
$(".txt").wrapInner('<section></section>');
});
</script>
【wrapInner】指定したタグ要素を、指定のHTMLタグ要素で囲むデモページ
このテクニックを実際に見てみたい方は、以下のデモページをご覧ください。こちらでは、実際に.txtクラスを持つ要素がsectionタグでどのように囲まれるのかを確認できます。
【wrapInner】指定したタグ要素を、指定のHTMLタグ要素で囲むデモ
まとめ
この記事では、jQueryのwrapInner()メソッドを用いて、特定のHTML要素を別の要素で動的に囲む方法を学びました。この方法は、ウェブページ上で特定のコンテンツを際立たせたり、構造的な変更を加えたりする際に非常に便利です。実際にコードを書きながら、この技術を自分のプロジェクトに応用してみることをお勧めします。
この記事の内容が、プログラミングやウェブデザインの学習において皆さんの役に立つことを願っています。
※流用される場合は自己責任でお願いします。
headタグ内のGoogleアナリティクスタグは流用しないで下さい。