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【2025年版】無料で使えるビジネスチャット決定版!履歴が消えないおすすめツールを徹底比較

「無料で使えて、セキュリティも安心なビジネスチャットを探している」
「でも、無料プランだと過去のメッセージが消えて困る…」

そんな悩みを抱えていませんか?多くのIT企業で導入されているチャットツールは、チームの生産性を劇的に向上させますが、無料プランの「履歴の閲覧制限」は大きな落とし穴です。

この記事では、その最大の懸念点である「無料でもメッセージ履歴が消えない」という条件をクリアし、かつ日本のIT企業でも導入実績のある、本当に使えるビジネスチャットツールを厳選してご紹介します!

要注意!人気ツールの「履歴が消える」落とし穴

まずはじめに、非常に人気があり高機能な一方で、無料プランでは履歴が消えてしまうツールについて知っておきましょう。これらを知らずに導入すると、後から「あの時のやり取りが見れない!」と困る可能性があります。

Slack: 無料プランでは、メッセージ履歴の閲覧・検索が直近90日間に制限されます。
公式サイト: https://slack.com/intl/ja-jp/

Chatwork: 無料プランでは、閲覧できるメッセージは直近40日以内の最新5,000件までです。
公式サイト: https://go.chatwork.com/ja/

これらのツールも有料プランではもちろん履歴は消えませんが、「まずは無料で使い続けたい」というニーズには完全には応えられない点に注意が必要です。

履歴が消えない!本当におすすめの無料ビジネスチャット3選

ここからは、本題の「無料でも履歴が無制限」のおすすめツールを、メリット・デメリットを交えて詳しく解説します。

1. Google Chat (グーグル チャット)

Google Workspaceとの連携がスムーズで、検索機能も強力なツール。

公式サイト: https://workspace.google.com/intl/ja/products/chat/

メリット

  • 履歴が無制限: 無料でもメッセージの閲覧期間に制限がなく、過去のやり取りをいつでも確認できます。
  • 強力な検索機能: Gmailのように高度な検索ができ、過去の膨大なログから必要な情報を素早く見つけ出せます。
  • Googleサービスとの連携: Googleドライブやカレンダー、Meetとの連携が非常にスムーズです。
  • 高いセキュリティ: Googleの堅牢なセキュリティ基盤上で保護されており、ビジネス利用でも安心です。

デメリット

  • 機能がシンプル: Slackなどに比べると、外部サービスとの連携やカスタマイズ性は限定的です。
  • Googleエコシステムへの依存: Googleのサービスを中心に利用していないと、メリットを最大限に活かしきれません。

注意点

無料の個人Googleアカウントで利用する場合、管理機能が利用できません。企業として統制を効かせたい場合は、有料のGoogle Workspaceの契約が必要です。

2. Microsoft Teams (マイクロソフト チームズ)

Officeアプリとの親和性が高く、ビデオ会議も強力な統合ツール。

公式サイト: https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/

メリット

  • 履歴が無制限: 無料プランでもチャット履歴は永続的に保存され、検索も可能です。
  • Officeアプリとの連携: チャット内でWordやExcelファイルを共有し、複数人でリアルタイムに共同編集ができます。
  • 高機能なビデオ会議: 無料でも最大100人、60分までのグループビデオ会議が可能です。
  • 豊富な機能: チャットだけでなく、ファイル管理やWiki作成など、多機能なプラットフォームです。

デメリット

  • ストレージ容量: 無料プランのファイルストレージがチーム全体で10GBと、他ツールに比べて少なめです。
  • 多機能ゆえの複雑さ: 機能が豊富な反面、ITツールに不慣れな人には少し複雑に感じられる可能性があります。

注意点

一部の高度な管理機能やセキュリティ機能は有料版(Microsoft 365)でのみ提供されます。また、動作が他のツールに比べてやや重いと感じる場合があります。

3. LINE WORKS (ライン ワークス)

LINEの使いやすさをビジネスに。誰でも直感的に使える国産ツール。

公式サイト: https://line-works.com/

メリット

  • 履歴が無制限: フリープランでもトークの閲覧期間に制限はありません。
  • 直感的な操作性: 普段使っているLINEとほぼ同じ感覚で使えるため、誰でもすぐに使いこなせます。
  • 多機能: チャットだけでなく、掲示板、カレンダー、アンケートといったグループウェア機能が無料で利用できます。
  • ビジネス向けセキュリティ: 国際的な認証を取得しており、ビジネス利用を前提としたセキュリティが確保されています。

デメリット

  • ユーザー数制限: 無料のフリープランはユーザー数が30名までと制限されています。
  • ストレージ容量: チーム全体で共有できるストレージが5GBと少なめです。

注意点

プライベートのLINEとは完全に分離されており安心です。フリープランでは広告が表示される場合があり、技術的なサポートは受けられません。

【番外編】尖った機能が魅力!Discordはビジネスで使える?

元々はゲーマー向けですが、そのユニークな機能からビジネスシーンでも注目されているのがDiscordです。特にリモートワークとの相性は抜群です。

公式サイト: https://discord.com/

メリット

  • 圧倒的なボイスチャット機能: 「ボイスチャンネル」に常時接続でき、まるで同じオフィスにいるかのような気軽な会話が可能です。
  • 無料でもほぼ機能制限なし: 履歴はもちろん無制限。サーバーやチャンネルも自由に作成できます。
  • 柔軟な権限管理: 「ロール」機能でメンバーごとに非常に細かい権限設定が可能です。

デメリットと注意点

  • ビジネスツールとしての認知度: フォーマルなシーンには不向きで、UIも独特です。
  • セキュリティと管理機能の懸念: 企業利用を前提とした監査ログやSLA(サービス品質保証)はありません。全社的な公式ツールとしては不向きです。
  • ファイル管理機能の弱さ: 1ファイルのアップロード上限が25MBと小さく、管理機能も強くありません。

結論:全社導入には向きませんが、フルリモートのチームや、頻繁な会話が必要なエンジニアチーム内での利用には非常に強力なツールです。

まとめ:あなたのチームに最適なのは?

最後に、今回ご紹介した「履歴が消えない」ツールを一覧表で比較してみましょう。

ツール名 強み こんなチームにおすすめ 無料プランの注意点
Google Chat Googleサービスとの連携、強力な検索 Google Workspaceをメインで利用しているチーム 個人アカウントでは管理機能がない
Microsoft Teams Officeアプリとの連携、高機能なビデオ会議 Word/Excelを多用し、ビデオ会議も重視するチーム ストレージ容量が少ない
LINE WORKS 誰でも使える操作性、グループウェア機能 ITツールが苦手なメンバーが多い、30名以下のチーム ユーザー数が30名まで
Discord 常時接続ボイスチャット、柔軟な権限管理 フルリモートのチーム、エンジニアチーム 公式なビジネスサポートやSLAがない

最適なチャットツールは、チームの文化、既存の業務フロー、そしてメンバーのITリテラシーによって異なります。この記事を参考に、まずは無料でいくつかのツールを試してみて、あなたのチームにぴったりのコミュニケーション基盤を見つけてください。

 
※参考にされる場合は自己責任でお願いします。