プログラミングの世界では、様々なデータを効率的に扱う方法が求められます。特に、複数の配列を合わせる「マージ」という作業は非常によく行われるものです。
今回は、JavaScriptのライブラリであるjQueryを使った配列のマージ方法(merge)について解説します。
はじめに
まず、配列とは何かを理解しましょう。配列は、複数のデータを一つの変数で管理するためのデータ構造です。例えば、色々な文字を配列で管理することができます。
今回使う例として、以下の2つの配列を考えます。
onearry = [ "A", "B", "C", "D" ]
twoarry = [ "e", "f", "g", "h", "i", "k" ]
これらの配列をマージ(結合)し、新しい配列を作る方法を見ていきましょう。
jQueryのmerge関数を用いたマージ方法
jQueryには、配列をマージするためのmerge関数が用意されています。この関数を使うと、簡単に配列を結合できます。
以下が、merge関数を使用して2つの配列をマージするサンプルコードです。
<script src="./jquery-2.2.0.min.js"></script>
<script type="text/javascript">
$(function() {
var onearry = [ "A", "B", "C", "D" ];
var twoarry = [ "e", "f", "g", "h", "i", "k" ];
var mrgarry = $.merge( $.merge( [], onearry ), twoarry );
var mrglist = '';
for (var i=0; i<mrgarry.length;i++){
mrglist += '<li>'+ mrgarry[i] + '</li>';
}
document.getElementById('mrglist').innerHTML = mrglist;
});
</script>
このコードでは、merge関数を使ってonearryとtwoarryをマージし、新しい配列mrgarryを作成しています。そして、このマージした配列の各要素をリストとしてHTML(id=”mrglist”)に追加しています。
HTMLとCSSの準備
マージした結果を表示するためには、HTMLとCSSも適切に設定する必要があります。
HTMLの記述
HTMLでは、以下のようにマージ結果を表示する部分を用意します。
id=”mrglist”タグにマージ結果を出力します。
<h1>2つの配列をマージして出力します。</h1>
<p>
配列1 onearry = [ "A", "B", "C", "D" ]<br>
と<br>
配列2 twoarry = [ "e", "f", "g", "h", "i", "k" ]<br>
をマージして以下に出力します。
</p>
<ul id="mrglist"></ul>
CSSの記述
CSSでは、表示するリストのスタイルを調整します。
<style type="text/css">
body{
font-family:Verdana,"Hiragino Kaku Gothic Pro","ヒラギノ角ゴ Pro W6",Osaka,"MS Pゴシック",Arial,sans-serif;
padding: 0;
margin: 0;
line-height: 1.8em;
}
h1{
font-size:16px;
text-align:center;
font-weight:normal;
padding:10px 0;
position: relative;
}
p{
text-align: center;
padding-bottom: 20px;
}
#mrglist{
width: 20px;
margin: 0 auto;
}
ul{
list-style: none;
}
</style>
jQueryのmergeを使って2つの異なる配列をマージし、マージ結果を表示するデモページ
実際にこのコードをウェブページとして実装する場合、jQueryのライブラリを読み込む必要があります。
上記のHTML、CSS、JavaScriptを組み合わせて以下のデモページを作成しました。
jQueryのmergeを使って2つの異なる配列をマージし、マージ結果を表示するデモ
まとめ
jQueryのmerge関数を使うと、異なる2つの配列を簡単にマージすることができます。プログラミング初心者でも扱いやすく、ウェブページでのデータ処理に役立ちます。この記事が、あなたのjQueryによるプログラミングの理解を深める一助となれば幸いです。
※流用される場合は自己責任でお願いします。
デモページheadタグ内のGoogleアナリティクスタグは流用しないで下さい。