Web開発の世界では、ユーザーインターフェースが重要です。特に、エラーメッセージはユーザーにとって非常に重要な情報源です。Laravelを使用していると、デフォルトでエラーメッセージはデータベースのテーブルカラム名で表示されますが、これを日本語に変更することで、ユーザー体験を大幅に改善することができます。
Laravelとバリデーションの基本
LaravelはPHPのフレームワークで、MVCアーキテクチャを採用しています。バリデーションは、データの整合性を保つために不可欠です。ここでは、Laravelでのバリデーションの基本的な概念と、なぜバリデーションが重要なのかを説明します。
エラーメッセージのカスタマイズ
標準のエラーメッセージをカスタマイズする方法を詳しく説明します。
validation.php ファイルの開き方、カスタムバリデーション属性名(テーブルカラム名に対する日本語)の追加方法など、ステップバイステップで解説します。
バージョンエラーメッセージの出力ルールが記載されてる
/resources/lang/ja/validation.php
ファイルを開きます。
ファイルには以下の様な内容が記述されてます。
<?php
return [
'accepted' => ':attributeを承認してください。',
'active_url' => ':attributeが有効なURLではありません。',
~
];
?>
実践的な例
実際のテーブルカラム名(例:sei, mei, seiza, ketuekigata, syussin)を日本語の名称(例:姓, 名, 星座, 血液型, 出身地)に変更する具体的な例を示します。
validation.phpファイルの
return [ ~ ]
内にattributesを追記します。
テーブルカラム名
「sei,mei,seiza,ketuekigata,syussin」
に対して、日本語名称が
「姓,名,星座,血液型,出身地」
の場合、attributes追記例は以下の通りになります。
※9行目~15行目が追記箇所になります。
<?php
return [
'accepted' => ':attributeを承認してください。',
'active_url' => ':attributeが有効なURLではありません。',
~
'attributes' => [
'sei' => '姓',
'mei' => '名',
'seiza' => '星座',
'ketuekigata' => '血液型',
'syussin' => '出身地',
],
];
?>
まとめ
この記事では、バリデーションエラーメッセージを日本語化することのメリットと、それを最大限に活用するためのベストプラクティスを紹介しました。Laravelを使用したフォームバリデーションのカスタマイズに焦点を当て、エラーメッセージを日本語に変更する方法を活用することで、より使いやすく、理解しやすいウェブアプリケーションを開発することができます。
※Laravelのバージョン 6.18.39 で確認した内容になります。
※流用される場合は自己責任でお願いします。