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XAMPP(ザンプ)のMariaDBをMySQLに変更する方法

XAMPP(ザンプ)のインストール方法は過去記事「WindowsでPHPを動かすための環境構築手順【XAMPP(ザンプ)】」でご紹介しました。
XAMPPインストール後のControl PanelにはMySQLと表示されてるのですが実はXAMPPデフォルトのDBはMariaDBです。

phpMyAdminのサーバーの種類:MariaDBイメージ

今回はそのMariaDBをMySQLに変更する方法をご紹介します。
以下、Windows11のPC環境でやった内容になります。

インストールしたいMySQLバージョンをダウンロード

以下からインストールしたいMySQLバージョンとOSを選択してダウンロードします。
MySQL :: Download MySQL Community Server (Archived Versions)

ダウンロードしたMySQLをxamppのmysqlディレクトリと差替え

XAMPP Control Panelイメージ

XAMPP Control PanelよりActions全て停止(Stop)しておきます。

 

ウンロードしたMySQL(例:mysql-5.7.38-winx64.zip)を解凍(例:mysql-5.7.38-winx64)し、xamppのインストールディレクトリ配下の

C:\xampp\mysql

C:\xampp\mysql_MariaDB

に変更します。
解凍したMySQLフォルダ「例:mysql-5.7.38-winx64」を「mysql」にリネームして、xamppのインストールディレクトリ配下

C:\xampp\mysql

に配置します。

MariaDBのmy.iniファイルをコピーする

MariaDBのmy.iniファイル

C:\xampp\mysql_MariaDB\bin\my.ini

C:\xampp\mysql\bin\my.ini

にコピーし、コピーしたmy.iniファイル内(28行目~36行目辺り)の

key_buffer=16M

をコメントアウト

#key_buffer=16M

に変更して保存します。

コマンドプロンプトでデータディレクトリの初期化

コマンドプロンプトを起動し、mysqlディレクトリに移動してでデータディレクトリの初期化を行います。
以下をコマンドプロンプトで実行します。

cd C:\xampp\mysql
bin\mysqld --initialize-insecure
start /b bin\mysqld
bin\mysql -u root

MySQLにUSERとテーブルを作成

MySQLにUSERを作成し、

C:/xampp/phpMyAdmin/sql/create_tables.sql

ファイル内容のテーブルを作成します。
以下のmysqlコマンドをコマンドプロンプトで実行します。

CREATE USER pma@localhost;
SOURCE C:/xampp/phpMyAdmin/sql/create_tables.sql;
GRANT SELECT, INSERT, DELETE, UPDATE, ALTER ON phpmyadmin.* TO pma@localhost;
ALTER USER root@localhost IDENTIFIED WITH mysql_native_password BY '';
ALTER USER pma@localhost IDENTIFIED WITH mysql_native_password BY '';

XAMPP Control Panelを起動し、サーバの種類:MySQLになっていることを確認

XAMPP Control Panelの「MySQL」の「Admin」ボタンをクリックし、phpMyAdminを起動します。

xpmysql0907_2.jpg
XAMPP Control Panelの「MySQL」の「Admin」ボタンをクリックイメージ

 

phpMyAdminの「データベースサーバ」エリアより「サーバの種類:MySQL」となっていることが確認できたらMariaDBをMySQLに変更完了です。

phpMyAdminの「データベースサーバ」エリアより「サーバの種類:MySQL」イメージ

ソース元:XamppのMariaDBをMySQLに置き換える方法(2)

以下を参考にさせて頂きました。
XamppのMariaDBをMySQLに置き換える方法(2)

 
※流用される場合は自己責任でお願いします。