Googleスプレッドシートはその便利さから多くのビジネスや教育現場で利用されています。特に、異なるスプレッドシート間でデータを参照する機能は、日々の作業を効率化する上で非常に有効です。
この記事では、Google Apps Scriptを使用せずに、異なるスプレッドシート間でデータを参照し、表示する方法を詳しく説明します。
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メリット
- データの一元管理:
データを一箇所に保持し、他のスプレッドシートで参照することで、データの整合性を保ちやすくなります。 - 更新の自動化:
元のデータが更新された際に、参照しているスプレッドシートも自動的に更新されるため、手作業による更新の手間が省けます。 - エラーの削減:
データのコピー&ペーストによるミスを防ぎ、エラーの可能性を減らします。
実行する具体的な内容
この記事では、「スプレッドシートA」の特定のセルのデータを、「スプレッドシートB」に自動で表示させる方法を紹介します。具体的には、スプレッドシートAの「ワークA」というシートのD1セルのデータを、スプレッドシートBの「ワークB」というシートのE1セルに取り込む方法です。
準備する内容
- スプレッドシートA(データ元)とスプレッドシートB(データ参照先)を準備します。
- スプレッドシートAには、「ワークA」と名付けたシートがあり、関連データがD1セルに配置されています。
- スプレッドシートBには、「ワークB」と名付けたシートがあり、ここにデータを表示させる予定です。
- スプレッドシートAのURLと、データが存在するシート名(ワークA)、セルの位置(D1)を確認。
手順や関数
- スプレッドシートBを開き、シート名「ワークB」を選択します。
- A1セルにはスプレッドシートAのURLを、B2セルにはシート名「ワークA」を入力します。
- E1セルに以下の式を入力します。
=IMPORTRANGE(A1, B2 & "!D1")
この関数はIMPORTRANGEを使用し、A1セルで指定されたURLのスプレッドシートから、B2セルで指定されたシートのD1セルの値を取得します。
注意点
- アクセス許可:
初めてIMPORTRANGEを使用する場合、データをインポートするためのアクセス許可が求められます。表示されるダイアログで許可をクリックしてください。 - URLの正確性:
スプレッドシートのURLが正確であることを確認してください。間違っているとデータを取得できません。 - セル参照の正確性:
シート名やセル位置が正確でないと、意図したデータが表示されません。
まとめ
GoogleスプレッドシートのIMPORTRANGE関数を使うことで、簡単に異なるスプレッドシート間でデータを参照し、表示することが可能です。この方法を利用することで、データの一元管理が容易になり、作業の効率化が図れます。
スプレッドシートを活用する上で、この技術は非常に役立つため、ぜひマスターしてみてください。
※参考にされる場合は自己責任でお願いします。
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