サイト制作や日々の業務で便利なWindowsコマンドプロンプトのコマンドを、エンジニアや技術に詳しくない方にもわかりやすく解説します。これらのコマンドを使いこなせると、作業効率が格段に上がります。
※以下、パソコン環境はWindowsです。「+」はコマンド プロンプト上で半角スペースを入力して下さい。
自分のPCのIPアドレスを確認する方法
ipconfig
ファイルを共有して場所を教える時または、教えて貰う時に利用します。
ipconfig + /all
で、その他の詳細情報「ホスト名」「物理アドレス」etcが確認できます
コマンドプロンプトでipconfigと入力すると、現在のPCのIPアドレスが表示されます。これは、ファイルを共有したり、ネットワークの設定を行う際に非常に役立ちます。
また、ipconfig /allと入力することで、ホスト名や物理アドレスなどの詳細なネットワーク情報を確認することができます。
ローカルネットワーク内のPC同士が繋がっているか確認する方法
ping + 該当PCのIPアドレス
で数ミリ秒毎に(4回位)指定したIPアドレスからの応答があるか出力されます。
pingコマンドを使うと、指定したIPアドレスのPCから応答があるかを確認できます。これは数ミリ秒ごとに4回テストを行い、ネットワークの接続状況をチェックするのに役立ちます。
ディレクトリの移動方法
cd + ディレクトリパス
コマンドプロンプト上でディレクトリ移動する時に使います。
ドライブ(「C:」や「D:」等)移動する際は、
ドライブ名:
(例)C:
でドライブ間を移動できます。
cdコマンドに続けてディレクトリパスを入力することで、簡単にディレクトリを移動できます。また、異なるドライブへの移動は、ドライブ名にコロン(例:C:)をつけるだけです。これらのコマンドは、ファイルの整理や探索時に便利です。
ディレクトリやファイルの構造を確認する方法
ディレクトリツリーは任意のディレクトリに移動して、
tree
ファイルツリーは任意のディレクトリに移動して、
tree + /f
以下の様なイメージ
で表示されるのでデータ納品時によくデータと一緒にコピペして一緒にメモで渡します。
treeコマンドを使うと、現在のディレクトリのツリー構造が表示されます。
さらに、tree /fコマンドを使用すると、ファイルも含めた詳細なツリー構造を確認できます。これは、ディレクトリの構造を視覚的に把握したい時や、データの納品資料を作成する際に特に便利です。
ディレクトリ一覧を表示する方法
dir
でディレクトリ一覧が表示されますが、コマンド プロンプト上で移動した時に現在どこにいるか確認のために使用します。
dirコマンドを使うと、現在のディレクトリに含まれるファイルやフォルダの一覧を表示できます。これは、コマンドプロンプト上でディレクトリを移動した際に、「今どこにいるか」を確認するのに役立ちます。
ファイルを比較する方法
fc + ファイル名1 + ファイル名2
で更新したファイルの更新箇所が表示されます。
更新したのか忘れた際に同じファイルか確認のために使用します。
比較用のフリーソフトもあるので、そちらの方が便利ですがインストールされて無いPCの場合で1ファイル程度でしたらこれでやった方が早いです。
fcコマンドは、2つのファイルの内容を比較し、違いがある場合にそれを表示します。ファイルを更新したが、どの部分を変更したか忘れてしまったときに非常に便利です。比較用のソフトウェアもありますが、簡単な比較であればこのコマンドで十分です。
コマンドプロンプトの起動方法
Windowsマーク + r
で「ファイル名を指定して実行」起動し、名前に
cmd
を入力して「OK」でコマンドプロンプトを起動します。
コマンドプロンプトを起動するには、Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、cmdと入力して「OK」をクリックします。これがコマンドプロンプトを利用する上での第一歩です。
最後に
これらのコマンドを使いこなすことで、PCの操作がより速く、より効率的になります。特にサイト制作や日々のPC作業で頻繁に行われる作業を、コマンド一つで簡単に済ませることができるようになります。この記事が皆さんのPC操作の助けになれば幸いです。
※流用される場合は自己責任でお願いします。