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Webエンジニア必見!知らないと損するChrome DevToolsの便利な使い方

Web開発をしていると、デバッグやパフォーマンスの最適化が必要になる場面が数多くあります。
その際に役立つのが、Google Chromeに搭載されているChrome DevToolsです。
本記事では、DevToolsの基本的な使い方から、知っておくと作業効率が劇的に向上する便利な機能まで、初心者から中級者に向けて丁寧に解説していきます。

Chrome DevToolsとは

Chrome DevTools(デベロッパーツール)は、Google Chromeブラウザに標準で組み込まれている開発者向けのツールセットです。
ウェブページの構造やスタイル、スクリプトを検証・編集しながら動作を確認できる強力なツールです。

Chrome DevTools

主な機能

  • Elementsタブ:
    HTMLやCSSをリアルタイムで編集・確認可能。(画面左上の「選択ツール」アイコンをクリックして選択可能)
  • Consoleタブ:
    JavaScriptの実行やエラーログの確認。(DevToolsの上部メニューに表示されます)
  • Networkタブ:
    リソースの読み込み状況や速度を確認。(上部タブの「Network」をクリック)
  • Performanceタブ:
    パフォーマンス測定やボトルネックの特定。(上部タブから「Performance」を選択)
  • Sourcesタブ:
    JavaScriptのデバッグやブレークポイントの設定。(「Sources」を選択することでスクリプトが表示されます)

Chrome DevToolsを開く方法

Chrome DevToolsを開く方法は以下の通りです。

  • ショートカットキーを使用する:
    WindowsではCtrl + Shift + I、MacではCommand + Option + Iを押します。
  • 右クリックメニューから開く:
    ページ上で右クリックして「検証」を選択します。
  • メニューから開く:
    Chromeの右上にあるメニューボタン(三点アイコン)をクリックし、「その他のツール」→「デベロッパーツール」を選択します。

どんな時に使う?

Chrome DevToolsは、以下のような状況で特に役立ちます。

  1. CSSのトラブルシューティング: 要素が思い通りに表示されない場合。
  2. JavaScriptエラーの解消: スクリプトの動作確認やバグの特定。
  3. パフォーマンスの改善: ページの読み込み速度や動作の最適化。
  4. レスポンシブデザインのテスト: モバイルビューのシミュレーション。
  5. APIリクエストの確認: サーバーとの通信内容をチェック。

日常のデバッグ作業を効率化するTips。

1. Elementsタブを使いこなす

HTMLとCSSを直接編集して、即座に変更を確認することができます。例えば、スタイルが反映されない原因を特定したり、試験的な変更を行う際に便利です。

2. Consoleタブでエラーをチェック

Consoleタブでは、JavaScriptのエラーやカスタムログを確認できます。console.log()を活用して変数の値や実行状況を追跡しましょう。

3. Networkタブでリソースを最適化

ページ読み込み時にどのリソースがどれだけ時間を消費しているかを可視化できます。重たい画像やスクリプトを特定し、改善策を講じることが可能です。

4. パフォーマンス測定

Performanceタブでページのパフォーマンスを記録し、ボトルネックを特定します。特にアニメーションやインタラクションが重い場合に効果的です。

5. モバイルビューをエミュレート

Device Modeを有効化すると、さまざまなデバイスや解像度でページをテストできます。

6. コマンドを実行する

DevToolsではCtrl + Shift + P(MacではCommand + Shift + P)を押して「コマンドパレット」を開き、さまざまなアクションを実行できます。以下に便利なコマンドをいくつか紹介します。

  • スクリーンショットを撮る:
    「Capture full size screenshot」を選択すると、ページ全体のスクリーンショットを撮影できます。
  • キャッシュの無効化:
    「Disable cache」を選択することで、リロード時にキャッシュを使用せず最新のリソースを取得できます。
  • CSSグリッドのオーバーレイ表示:
    「Show Grid overlays」を使ってCSSグリッドの構造を視覚化できます。
  • JavaScriptのプロファイルを記録:
    「Start JavaScript profiling」を選択してスクリプトの実行状況を記録し、パフォーマンス改善のヒントを得られます。
  • パフォーマンス測定:
    「Start Performance recording」を選択すると、ページのパフォーマンスデータを記録できます。

7. WebサイトのJavaScript処理をBreakpointsで止める方法

過去記事、
ChromeデベロッパーツールでWebサイトのJavaScript処理をBreakpointsで止める方法
を参照。

注意点

Chrome DevToolsは非常に便利ですが、いくつか注意点もあります。

  • リアルタイムの変更は一時的です。ページをリロードすると元に戻ります。
  • 意図しない操作でサイトに影響を与える可能性があるため、慎重に使用してください。
  • セキュリティに注意。外部サイトでスクリプトを実行する際は十分注意しましょう。

まとめ

Chrome DevToolsは、Webエンジニアにとって欠かせないツールです。
本記事で紹介したTipsや機能を活用して、デバッグ作業やパフォーマンス改善を効率化しましょう。日々の作業を積み重ねることで、さらに高度な使い方ができるようになります。
ぜひ今日から試してみてください!

 
※参考にされる場合は自己責任でお願いします。