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CUIとGUI、どっちがいいの?初心者でもわかるパソコンの操作方法

「CUI? GUI? なにそれ、おいしいの?」
そんな風に思っているあなた、この記事はまさにあなたのために書かれています。普段何気なく使っているパソコンやスマホの裏側には、実は全く違う操作方法が存在します。この記事を読めば、ITの専門家が話している内容が少しわかるようになり、パソコンがもっと楽しくなるはずです!

CUIとGUIって、そもそも何?

パソコンの操作方法には、大きく分けてCUIGUIの2種類があります。例えるなら、CUIは「料理のレシピを文章で伝える方法」、GUIは「調理器具のアイコンが並んだ画面で、マウスを動かしながら料理を作る方法」です。どちらもゴールは同じですが、やり方が全く違います。

CUI(Character User Interface)

CUIは、キーボードから文字(コマンド)を入力してパソコンを操作する方法です。画面には文字しか表示されません。例えば「このファイルをコピーして」とキーボードで命令を打ち込むイメージです。

$ cp file.txt /path/to/destination/

初心者には難しそうに感じますが、慣れると驚くほど速く正確に作業を進められます。まるで魔法使いが呪文を唱えるように、パソコンを意のままに操ることができます。

GUI(Graphical User Interface)

GUIは、私たちが普段使っている、マウスでアイコンやボタンをクリックして操作する方法です。WindowsやmacOS、iPhoneの画面がこれにあたります。ファイルやフォルダが「絵」として表示され、直感的に操作できます。

「このファイルをコピーして」という作業は、マウスでファイルをドラッグ&ドロップするだけで完了します。初めてパソコンを使う人でも簡単に使えるのが最大の魅力です。

GUIが主流になった歴史

GUIが登場する前、パソコンの操作はすべてCUIで行われていました。まるでSF映画のハッカーが使うような画面です。専門知識がないと使えなかったパソコンを、誰でも簡単に使えるようにしようと、1980年代にGUIが開発され、普及し始めました。特にAppleのMacintoshやMicrosoftのWindowsの登場が、その普及を決定づけました。現在では、ほとんどのパソコンやスマートフォンがGUIを基本としています。

CUIとGUI、それぞれのメリット・デメリット

どちらの操作方法にも一長一短があります。

CUIのメリット・デメリット

メリット

  • 高速かつ効率的: 慣れるとマウス操作より圧倒的に速く作業ができます。
  • 自動化に強い: 複数の作業を一つの命令(スクリプト)としてまとめることができます。
  • 軽量: 余計なグラフィックがないため、パソコンの負荷が非常に軽いです。

デメリット

  • 学習コストが高い: 覚えるべきコマンドが多く、初心者にはハードルが高いです。
  • 視覚的にわかりにくい: 画面が文字だけなので、今何をしているのか把握しにくいことがあります。

GUIのメリット・デメリット

メリット

  • 直感的でわかりやすい: アイコンやボタンを見るだけで操作がわかるので、誰でも簡単に使えます。
  • 視覚的に把握しやすい: ファイルやフォルダの状態が一目でわかります。

デメリット

  • 作業効率が落ちることも: マウスでの細かい操作は、キーボード入力より時間がかかる場合があります。
  • 自動化が難しい: 決まった操作を繰り返す作業には不向きなことがあります。
比較項目 CUI (文字入力) GUI (マウス操作)
操作方法 キーボードでコマンドを入力 マウスでアイコンやボタンをクリック
得意なこと 作業の高速化自動化 直感的な操作、初心者でも使いやすい
苦手なこと 初心者には学習コストが高い 繰り返しの作業に不向き

まとめ:結局どっちを使うべき?

結論から言うと、ほとんどの人はGUIで十分です。普段のウェブサイト閲覧やドキュメント作成、ゲームなど、多くの作業はGUIが向いています。

しかし、もしあなたが「パソコンの仕組みをもっと知りたい!」「もっと効率的に作業したい!」と感じたら、CUIの世界を少し覗いてみるのも面白いかもしれません。特にプログラマーやサーバー管理者にとっては、CUIは必須のスキルです。

私たちにとって身近なGUIと、プロフェッショナルが使うCUI。この2つの存在を知っているだけで、あなたのパソコンとの向き合い方が少し変わるかもしれません。これを機に、ぜひ色々なことを試してみてくださいね!

 
※参考にされる場合は自己責任でお願いします。