Googleドライブ

Googleドライブと共有ドライブのゴミ箱の仕組み完全ガイド

Googleドライブは、多くのユーザーにとって日々の業務や個人利用で欠かせないツールとなっています。
特に、複数のアカウントで共有する「共有ドライブ」を活用することで、チーム間でのファイル共有や共同編集が簡単に行えます。
しかし、ファイルを削除した際にどのように動作するのか、疑問に感じることはありませんか?

本記事では、Googleドライブや共有ドライブの基本から、削除されたファイルがどこに保存されるのか、ゴミ箱の仕組み、そして具体的なケースでの動作について詳しく解説します。

Googleドライブとは

Googleドライブは、Googleが提供するクラウドストレージサービスです。
ユーザーはファイルやフォルダをクラウドに保存し、インターネットに接続されているデバイスからアクセスできます。

主な特徴は以下の通りです:

  • 無料プランで15GBのストレージが利用可能。
  • 文書、スプレッドシート、プレゼンテーションの作成・共有が可能。
  • デスクトップアプリ「Google Drive for Desktop」を使用して、PC上のローカルファイルを同期可能。

共有ドライブとは

共有ドライブは、Google Workspaceで利用可能な機能で、複数のユーザーが共同でファイルを管理できる仕組みです。
共有ドライブ内のファイルは、個々のユーザーではなく共有ドライブそのものが所有者となります。

共有ドライブの主な特徴

  • チーム全員がアクセスできるファイルを一元管理。
  • ファイルの所有権がチーム(共有ドライブ)に属するため、メンバーの退職などで削除されることがない。
  • メンバーごとに閲覧、編集、削除などの権限を細かく設定可能。

共有ドライブの「ゴミ箱」の場所と保存期間

共有ドライブで削除されたファイルは「ゴミ箱」に移動します。ゴミ箱の場所や動作について以下に説明します。

ゴミ箱の場所

  1. Googleドライブにログインします。
  2. 左側メニューから「共有ドライブ」を選択。
  3. 対象の共有ドライブをクリックして開き、左上の共有ドライブ名をクリックします。
  4. ドロップダウンメニューから「ゴミ箱」を選択します。

保存期間

  • ゴミ箱内のファイルは30日間保持されます。
  • 30日が経過すると自動的に完全削除されます。
  • 完全削除後のファイルは通常の手段では復元できませんが、Google Workspace管理者がGoogleサポートに依頼すれば復元できる可能性があります(削除後25日以内)。

PCと共有ドライブでの削除時の動作

質問

  1. GoogleドライブをPCにインストールしており、PC上でファイルを削除するとPCのゴミ箱に行くが、その場合Googleドライブの共有ドライブ上のゴミ箱にもいくの?
  2. 複数Googleアカウントで共有してる共有ドライブで、例えば
    Aさんが「001.xls」ファイルを作成し、BさんがPCの共有ドライブ上の「001.xls」ファイルを削除した場合、
    BさんのPC上のゴミ箱に入り、Googleドライブの共有ドライブ上のゴミ箱にも「001.xls」ファイルはいくの?

回答と説明

  1. PC上でファイルを削除した場合の動作
    • ファイルはPC上のゴミ箱に移動。
    • 同期されているGoogleドライブの共有ドライブのゴミ箱にも移動。
    • 他の共有ドライブメンバーもファイルにアクセスできなくなる。

  2. 複数Googleアカウントでの動作
    Aさんが作成したファイル「001.xls」をBさんが削除した場合:
    • BさんのPC上のゴミ箱にファイルが移動。
    • Googleドライブの共有ドライブ内のゴミ箱にもファイルが移動。
    • 他のメンバーもそのファイルにアクセスできなくなる。

便利な利用方法

  • チーム全員がアクセスできるため、共同作業に最適。
  • 誤って削除した場合も、30日以内ならゴミ箱から復元可能。
  • 共有ドライブを利用することで、ファイルの所有権の問題を回避できる。

注意点

  • PCとGoogleドライブの同期には注意が必要。削除操作がクラウドにも反映されます。
  • ゴミ箱から完全削除されると復元が難しくなるため、重要なファイルは事前にバックアップを取ることを推奨します。
  • 権限設定を適切に管理することで、不必要な削除を防げます。

まとめ

Googleドライブの共有ドライブは、チームでのファイル共有に非常に便利なツールです。
削除操作の仕組みやゴミ箱の利用方法を正しく理解することで、誤操作やファイル紛失のリスクを減らすことができます。
本記事を参考に、Googleドライブをより効果的に活用してみてください!

 
※参考にする場合は自己責任でお願いします。