Outlookが起動しない原因と対処法まとめ(Windows)|「outlook 起動しない」を最短で直す手順
「Outlookをクリックしても開かない」「画面が出ないのにタスクマネージャーにOutlook.exeがいる」
「更新後から固まる」「メールが二重で届く」。
こうしたトラブルは、Windows Update・PST/OST・OneDrive同期・アドイン・プロファイルなどが絡んで発生します。
この記事では、検索キーワード「outlook 起動しない」で辿り着いた人が、最短で復旧できるチェックリスト→原因の切り分け→根本解消(再発防止)まで、手順をまとめます。
- まずは最短復旧チェックリスト(10分)
- 原因1:Windows Update(KB5074109など)でOutlook Classicが起動しない
- 原因2:PST/OSTをOneDriveで同期している(最頻出・再発の元)
- 原因3:IMAP(OST)/ POP(PST)/ 複数アカウントの落とし穴(OneDrive同期している場合の対処)
- 原因4:アドイン・拡張機能で固まる
- 原因5:Outlookプロファイル破損(根本解消の切り札)
- 原因6:OST/PSTの破損(修復・再同期)
- 症状別:メールが二重で届く(IMAP/複数アカウント)
- 再発防止:二度と「Outlookが起動しない」にしない設計
- 参考情報(公式)
- まとめ
まずは最短復旧チェックリスト(10分)
原因が何であれ、まずは「今すぐ開く」ための順番です。上から順に試してください。
1) タスクマネージャーでOutlookを完全終了
- Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャー
- 「プロセス」→ Outlook(Outlook.exe)を探す
- 見つかったらタスクの終了 → 再起動
更新不具合のとき、画面が出ないのにバックグラウンドで残っているケースが多いです。
2) セーフモードで起動(アドイン切り分け)
- Win + R
outlook /safeを実行
セーフモードで起動できるなら、原因はアドイン・カスタマイズ側の可能性が高いです。
3) ナビゲーションペイン初期化(画面が開かない系に効く)
- Win + R
outlook /resetnavpaneを実行
4) Office修復(クイック→オンライン)
- Windows「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」
- Microsoft 365(またはOffice)→「変更」
- まずクイック修復 → ダメならオンライン修復
5) 「OneDrive同期中のPST/OST」を疑う(最重要)
後述しますが、PSTをOneDrive配下に置いて同期していると、
「起動しない」「固まる」「二重受信」などが起きやすくなります。
ここに心当たりがあるなら、先にOneDrive対策へ進んでください。
原因1:Windows Update(KB5074109など)でOutlook Classicが起動しない
2026年1月のWindows更新以降、Outlook ClassicのPOPアカウント+PST環境で
起動時にハング・フリーズする不具合が報告されています。
特にKB5074109が絡むケースが目立ち、「アンインストールで一時的に改善する」という報告もあります。
チェックポイント
- 「最近Windows Updateをした」直後から起動しない
- タスクマネージャーにOutlook.exeが残っているが画面が出ない
- POPアカウントを使っている、PSTが大きい、OneDrive同期もしている
暫定処理:KB5074109をアンインストールする手順(※あくまで一時しのぎ)
注意:KBはセキュリティ更新を含むことがあるため、アンインストールは「暫定回避策」です。
根本的にはPST/OneDrive構成の是正やプロファイル再作成で再発しにくい状態に寄せるのがおすすめです。
業務PC・社内規定がある場合は、管理者ルールに従ってください。
手順A:設定画面からアンインストール
- Windows「設定」→「Windows Update」
- 「更新の履歴」→「更新プログラムをアンインストールする」
- 一覧からKB5074109を探す
- 「アンインストール」→ PC再起動
- Outlookを起動して改善するか確認
手順B:コントロールパネルからアンインストール
- 「コントロールパネル」→「プログラム」→「プログラムと機能」
- 左の「インストールされた更新プログラムを表示」
- 一覧からKB5074109を探す
- 右クリック(または上部)→「アンインストール」→ PC再起動
補足:再インストールされて再発する場合
- Windows Updateの「更新の一時停止(Pause)」を短期間使い、その間に根本対策(OneDrive/PST/プロファイル)を実施する
- 企業端末では、管理者側で更新制御(段階配布・延期)を行うのが安全
Microsoft側のアップデートで改善される可能性はありますが、特にPST×OneDriveが絡む構成は
“アップデート待ち”よりも、構成是正のほうが再発防止として強いです。
原因2:PST/OSTをOneDriveで同期している(最頻出・再発の元)
Outlookのデータファイル(PST/OST)は、内部的に「常時書き込み&ファイルロック」されやすい形式です。
一方でOneDriveは「ファイル変更を検知して同期」します。
この相性が悪く、次の症状を引き起こします。
よくある症状
- Outlookが起動しない/固まる
- OneDriveが「処理中」「ファイルが使用中」と出る
- PSTが破損して修復に失敗する
- メールが二重に届く・削除したはずが復活する
確認方法:PST/OSTの場所を見る
- Outlook →「ファイル」→「アカウント設定」→「アカウント設定」
- 「データファイル」タブで、拡張子(.pst / .ost)とパスを確認
- パスに OneDrive が含まれていたら要注意
対処方法:PSTはOneDrive外へ移動して付け替える
- Outlookを閉じる(完全終了)
- OneDrive同期が落ち着くまで待つ
- OneDrive配下のPSTを、OneDrive外(例:
C:\My Outlook Files)へコピー - コピーしたPSTを別名にする(例:
xxx-copy.pst) - Outlook起動 →「アカウント設定」→「データファイル」で新PSTを選択
- OneDriveパスのPSTはOutlookから切り離す(Remove)
IMAP(OST)の場合はどうする?
OSTは基本的にサーバーが正本でPCはキャッシュです。
OneDrive同期に巻き込まれない場所(通常はAppData\Local配下)で運用し、
壊れたら再同期できる状態に戻すのが安定です。
OneDrive側の設定も見直す(再発防止)
- OneDriveのバックアップ(ドキュメント/デスクトップ)で、Outlookデータが巻き込まれないようにする
- 少なくとも Outlook Files フォルダを同期対象にしない
原因3:IMAP(OST)/ POP(PST)/ 複数アカウントの落とし穴(OneDrive同期している場合の対処)
あなたの環境に合わせて、やるべきことを“設計として”整理します。
A) IMAPでOSTの場合(OneDriveで全同期している人)
- 目的:OSTをOneDriveから切り離し、標準のローカルキャッシュ運用に戻す
- 王道:Outlookプロファイル再作成 → OSTを再生成させる
- ポイント:IMAPはサーバーが正本なので、キャッシュ再作成が最も安全
B) POPでPSTの場合(OneDriveで全同期している人)
- 目的:PSTをOneDrive外へ移動し、壊れにくいバックアップ方式に変える
- 必須:OneDriveリアルタイム同期でPSTを扱わない(破損・巨大化・ロック競合の元)
- おすすめ:PSTのバックアップは「Outlookを閉じた後に手動コピー」または定期コピー(週1など)
C) 複数アカウントを作成している場合(IMAP/POP混在+OneDrive全同期)
一番トラブルが出やすい構成です。次の設計に寄せるほど安定します。
- IMAPはOST(OneDrive外・標準パス)
- POPはPST(OneDrive外・固定フォルダ)
- PSTを“受信の正本”として運用するなら、同期ではなくバックアップで守る
- 同一メールアドレスをIMAPとPOPで二重登録しない(重複受信の原因)
原因4:アドイン・拡張機能で固まる
セーフモードで起動できる場合、まずはアドインを疑います。
対処方法:アドインを無効化
outlook /safeで起動- 「ファイル」→「オプション」→「アドイン」
- 下部の「管理:COMアドイン」→「設定」
- 怪しいもの(PDF系、ウイルス対策連携、CRM連携など)から外して再起動
原因5:Outlookプロファイル破損(根本解消の切り札)
Outlookが起動しない系で、実務上いちばん効くのがプロファイルの作り直しです。
これで「設定の絡まり」を一気にリセットできます。
手順:新しいプロファイルを作る
- Outlookを終了
- Windowsの「コントロールパネル」→「メール」
- 「プロファイルの表示」→「追加」
- 新規プロファイル名を作成し、IMAP/POPアカウントを再設定
- 「常に使用するプロファイル」を新しい方に変更
原因6:OST/PSTの破損(修復・再同期)
IMAP(OST)の場合:基本は再同期で直す
- プロファイル再作成が最短
- またはOSTキャッシュを再生成(※削除前に必ずOutlookを閉じる)
POP(PST)の場合:PST修復(ただしOneDrive外が前提)
PSTが破損している場合は修復ツールでの対応が必要になることがあります。
ただし、OneDrive配下のPSTをそのまま扱うと失敗しやすいため、
先にPSTをOneDrive外へ移動してください。
症状別:メールが二重で届く(IMAP/複数アカウント)
「起動しない」とセットで相談が多いのが二重受信です。
IMAPでの重複は、設定が二重になっていることが多いです。
チェック1:同じメールアドレスを二重登録していないか
Outlook →「ファイル」→「アカウント設定」で、同一アドレスが複数ないか確認。
IMAPとPOPが同居していると重複の温床になります。
チェック2:送受信グループの設定
- Ctrl + Alt + S(送受信グループ)
- 間隔が極端に短くないか確認(短すぎると同期不整合の原因)
チェック3:OneDrive同期が絡んでいないか
PST/OSTのロック競合で「削除が反映されない」「消したのに復活」などが起きることがあります。
心当たりがあればPST/OneDrive問題を優先で潰してください。
再発防止:二度と「Outlookが起動しない」にしない設計
1) Outlookデータ(PST/OST)をOneDrive同期しない
- PSTは“同期”ではなく“バックアップ”で守る(Outlookを閉じた後にコピー)
- IMAPはOST(キャッシュ)なので、壊れても再同期できる設計に寄せる
2) IMAPは“標準のOST運用”へ寄せる
- プロファイル再作成でスッキリさせる
- 不要なPST運用(アーカイブ乱立)を減らす
3) Windows Updateは「暫定回避」より「構成是正」
- KBアンインストールは一時しのぎ(再配布で再発しやすい)
- OneDrive/PST/プロファイルの構成を正すと、更新の影響を受けにくくなる
4) どうしてもPSTが必要なら「置き場所」を固定する
例:C:\MailData\ のようなOneDrive外のローカル専用フォルダにまとめる。
参考情報(公式)
-
Microsoft公式:Classic Outlookの既知の問題
Fixes or workarounds for recent issues in classic Outlook for Windows -
Microsoft公式:OneDriveからPSTを外す手順
How to remove an Outlook .pst data file from OneDrive -
Microsoft Learn:PST(個人用フォルダー)ファイルの修復
How to repair personal folder file (.pst)
まとめ
- 最短復旧:Outlook.exe終了 →
outlook /safe→outlook /resetnavpane→ Office修復 - 暫定回避:KB5074109アンインストール(ただし再配布で再発しやすい)
- 根本解消:OneDrive同期からPST/OSTを外す(特にPST)+プロファイル再作成
- 再発防止:PSTは同期しない。IMAPはOSTキャッシュ運用で“壊れても戻せる”設計へ。
※参考にされる場合は自己責任でお願いします。
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