「スマホで撮った写真、パソコンに保存したいけど、どうすればいいの?」
「大切な写真や動画をバックアップしたいけど、難しそう…」
もしあなたがそう思っているなら、ご安心ください!このブログ記事では、iPhoneやAndroidスマートフォンからWindowsパソコン、Macパソコンへ、大切な写真を簡単・確実に転送する方法を、初心者の方でも迷うことなくできるまで、徹底的に解説します。
スマホのストレージがいっぱいになった時、パソコンで写真を編集したい時、万が一のスマホ故障に備えてバックアップを取りたい時など、スマホからパソコンへの写真転送は、私たちのデジタルライフにおいて非常に重要なスキルです。難しそうに見えるかもしれませんが、ごく簡単な手順で実現できますので、ぜひ最後まで読み進めて、あなたにぴったりの方法を見つけてくださいね!
この記事では、主に以下の3つの主要な方法に焦点を当てて説明します。
- USBケーブルを使った有線接続: 最も確実で安定した方法。
- クラウドサービスを使った無線接続: どこからでもアクセスできる便利な方法。
- 専用アプリやツールを使った無線接続: 各デバイスの特性を活かした方法。
それぞれのメリット・デメリットも詳しく解説しますので、あなたの状況に合わせて最適な方法を選びましょう。
1. そもそも、なぜスマホの写真をパソコンに転送するの?
「なんでわざわざパソコンに転送するの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。スマホ一台で何でもできる時代だからこそ、あえてパソコンに転送するメリットはたくさんあります。
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スマホのストレージ(容量)を解放するため
スマホのカメラ性能は年々向上し、高画質な写真や動画をたくさん撮れるようになりました。しかし、それらはスマホのストレージをどんどん消費していきます。ストレージがいっぱいになると、新しいアプリをインストールできなかったり、OSのアップデートができなくなったり、最悪の場合、スマホの動作が重くなる原因にもなります。パソコンに写真を転送することで、スマホのストレージを空け、快適に使えるようになります。
(ここに、スマホのストレージ使用状況のスクリーンショットのイメージ画像を挿入)
例:iPhoneの「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」の画面
例:Androidの「設定」→「ストレージ」の画面
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大切な写真のバックアップのため
スマホは私たちの生活に欠かせないものですが、落としてしまったり、水没させてしまったり、突然故障してしまう可能性もゼロではありません。万が一スマホが使えなくなった場合、そこに保存されている大切な思い出の写真も失われてしまう可能性があります。パソコンにバックアップを取っておくことで、そうした不測の事態に備えることができます。
バックアップの鉄則!「2-3-1ルール」
大切なデータは「2箇所(異なるメディア)」に「3つのコピー」を持ち、「1つはオフサイト(物理的に離れた場所)」に保存するのが理想とされています。スマホ、パソコン、そしてクラウドサービスなど、複数の場所に分散して保存することで、データの安全性を高めることができます。
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パソコンで写真を編集・加工するため
スマホでも簡単な写真編集はできますが、パソコンのほうがより高性能な編集ソフト(Photoshop、Lightroomなど)を使って、細かな調整や高度な加工が可能です。大きな画面でじっくりと写真と向き合い、納得のいく作品に仕上げたい方には、パソコンでの編集がおすすめです。
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大画面で写真を楽しむため
パソコンのモニターやテレビに接続することで、スマホの小さな画面では見えなかった写真の細部まで鑑賞することができます。家族や友人と一緒に写真を共有する際にも、大画面で見るほうが盛り上がりますよね。
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オンラインストレージへのアップロードがスムーズになる場合があるため
大量の写真をクラウドサービスにアップロードする際、パソコン経由のほうが安定して転送できる場合があります。特に、回線速度が不安定な環境では、一度パソコンにダウンロードしてからアップロードする方が確実です。
2. 【iPhoneからWindowsへ】写真を送る超簡単な方法
iPhoneユーザーの皆さんが、Windowsパソコンに写真を転送する最も一般的で簡単な方法をいくつかご紹介します。基本的には、USBケーブルを使う方法が最も確実でおすすめです。
2.1. USBケーブルを使って転送する(最も確実でおすすめ!)
この方法は、特別なアプリやインターネット環境がなくても、誰でも手軽にできる最も基本的な方法です。安定性も抜群なので、まずはこの方法を試してみましょう。
必要なもの
- iPhone本体
- Windowsパソコン
- iPhoneに付属または互換性のあるUSBケーブル(Lightning – USBケーブル、またはUSB-C – USB-Cケーブル)
手順
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iPhoneとWindowsパソコンをUSBケーブルで接続する
iPhoneの充電ポートとWindowsパソコンのUSBポートをケーブルで繋ぎます。
(ここに、iPhoneとパソコンをUSBケーブルで接続しているイメージ画像を挿入)
注意: パソコンのUSBポートは、USB 2.0、USB 3.0(青色や水色のポートが多い)、USB-Cなど種類があります。どのポートに接続しても基本的に問題ありませんが、転送速度を重視するならUSB 3.0以上のポートに接続することをおすすめします。
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iPhone側で「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されたら「信頼」をタップする
iPhoneの画面に「このコンピュータを信頼しますか?」というメッセージが表示されます。これは、このパソコンからiPhoneにアクセスすることを許可するかどうかを確認するものです。ご自身のパソコンであれば、躊躇なく「信頼」をタップしてください。
(ここに、iPhoneの「このコンピュータを信頼しますか?」のポップアップ画面のイメージ画像を挿入)
重要:もし「信頼しない」を選択してしまうと、パソコンからiPhone内の写真にアクセスできなくなります。公共のパソコンなど、信頼できない端末に接続する場合は注意が必要です。
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Windowsパソコン側で「自動再生」の通知が表示されたら「デバイスを開いてファイルを表示」を選択する
パソコンがiPhoneを認識すると、画面右下または中央に「自動再生」の通知が表示されることがあります。「デバイスを開いてファイルを表示」を選択すると、エクスプローラー(ファイル管理ソフト)が開き、iPhoneのDCIMフォルダにアクセスできるようになります。
(ここに、Windowsの「自動再生」ポップアップのイメージ画像を挿入)
自動再生の通知が表示されない場合:
「自動再生」の通知が表示されない場合は、以下の手順で手動で開くことができます。- 「スタート」ボタンを右クリックし、「エクスプローラー」を選択します。
- エクスプローラーの左側ナビゲーションペインにある「PC」または「コンピューター」をクリックします。
- 「デバイスとドライブ」の項目に「Apple iPhone」または「iPhone」が表示されているはずですので、これをダブルクリックします。
- さらに「Internal Storage」または「内部ストレージ」をダブルクリックします。
- 「DCIM」というフォルダをダブルクリックします。
- 「DCIM」フォルダ内には、日付やアルファベットと数字の組み合わせ(例:100APPLE, 101APPLEなど)のフォルダが複数存在します。これらのフォルダの中に写真や動画が保存されています。
(ここに、エクスプローラーでiPhoneのDCIMフォルダにアクセスしている画面のイメージ画像を挿入)
例:エクスプローラーのパスが「PC > Apple iPhone > Internal Storage > DCIM」となっている画面
-
転送したい写真や動画を選択し、パソコンの任意の場所にコピー&ペーストする
「DCIM」フォルダ内の各フォルダから、転送したい写真や動画を見つけます。複数の写真をまとめて選択する場合は、キーボードの
Ctrl
キーを押しながらクリックするか、マウスでドラッグして範囲選択します。選択できたら、右クリックして「コピー」を選択します(またはCtrl
+C
)。次に、パソコンの「ピクチャ」フォルダや「デスクトップ」など、写真を保存したい任意の場所を開き、右クリックして「貼り付け」を選択します(または
Ctrl
+V
)。(ここに、エクスプローラーで写真を選択し、コピー&ペーストしているイメージ画像を挿入)
【まとめて転送したい場合】
「DCIM」フォルダ内の全てのフォルダをコピーして、まとめてパソコンに貼り付けることも可能です。ただし、転送する写真や動画の量が多い場合、完了するまでに時間がかかることがあります。 -
転送が完了したら、iPhoneを安全に取り外す
写真の転送が全て完了したら、パソコンの画面右下にあるタスクバーの「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」アイコン(USBコネクタのようなアイコン)をクリックし、「Apple iPhone」または「iPhone」を選択して安全に取り外します。この手順を怠ると、データが破損する可能性があるので注意しましょう。
(ここに、Windowsの「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」アイコンとメニューのイメージ画像を挿入)
重要: データ転送中にケーブルを抜いたり、パソコンの電源を切ったりしないでください。データ破損の原因となります。
メリット
- インターネット環境が不要。
- 最も確実で安定した転送方法。
- 高解像度の写真や大量の動画も、比較的早く転送できる。
- 特別なソフトウェアのインストールが不要(Windows標準機能で対応)。
デメリット
- USBケーブルが必要。
- ケーブル接続の手間がある。
- 転送中にiPhoneが充電されるため、バッテリーの劣化を気にする人もいる。
2.2. 「フォト」アプリを使って転送する(Windows 10/11の場合)
Windows 10やWindows 11には、標準で「フォト」アプリが搭載されており、iPhoneからの写真取り込みに特化した機能を持っています。こちらの方法も非常に簡単でおすすめです。
必要なもの
- iPhone本体
- Windows 10またはWindows 11パソコン
- iPhoneに付属または互換性のあるUSBケーブル
手順
-
iPhoneとWindowsパソコンをUSBケーブルで接続し、信頼する
2.1の「USBケーブルを使って転送する」の手順1と2と同様に、iPhoneとパソコンを接続し、iPhoneで「信頼」をタップします。
-
Windowsパソコンで「フォト」アプリを起動する
Windowsのスタートメニューから「フォト」アプリを探して起動します。または、タスクバーの検索ボックスに「フォト」と入力して検索・起動することもできます。
(ここに、Windowsのスタートメニューや検索ボックスから「フォト」アプリを起動するイメージ画像を挿入)
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「インポート」アイコンをクリックし、「接続されているデバイスから」を選択する
「フォト」アプリの画面右上または右上に、雲のアイコンに下向きの矢印がついた「インポート」アイコン(または「取り込み」)がありますので、これをクリックします。表示されるメニューから「接続されているデバイスから」を選択します。
(ここに、「フォト」アプリのインポートボタンとメニューのイメージ画像を挿入)
-
転送したい写真や動画を選択し、「インポート」をクリックする
「フォト」アプリがiPhone内の写真や動画を読み込み始めます。読み込みが完了すると、日付順に写真や動画が一覧表示されます。取り込みたい項目にチェックを入れます。デフォルトでは、まだパソコンに取り込まれていない新しい項目が自動的に選択されていることが多いです。
画面下部に表示される「インポート設定」で、保存先のフォルダを変更したり、インポート後にiPhoneから写真を削除するかどうかを設定することもできます。特にこだわりがなければ、デフォルトのままで問題ありません。
選択が完了したら、画面右下の「インポート」ボタンをクリックします。
(ここに、「フォト」アプリで写真を選択し、インポートする画面のイメージ画像を挿入)
-
転送が完了したら、iPhoneを安全に取り外す
転送が完了したら、2.1の手順5と同様に、パソコンのタスクバーからiPhoneを安全に取り外しましょう。
メリット
- Windows標準のアプリなので、別途インストール不要。
- 直感的な操作で写真を簡単に取り込める。
- 重複する写真を自動的に認識してくれる場合がある。
- 取り込み後にiPhoneから写真を自動削除するオプションがある(ストレージ節約に便利)。
デメリット
- USBケーブルが必要。
- 転送速度はエクスプローラー経由とほぼ同じだが、大量の場合は時間がかかる。
- Windows 10/11以外のOSでは利用できない。
2.3. iCloud写真(クラウドサービス)を使って転送する
iCloudはAppleが提供するクラウドサービスで、iPhoneの写真を自動的に同期し、Windowsパソコンからもアクセスできるようにしてくれます。USBケーブルなしで写真を転送できる便利な方法です。
必要なもの
- iPhone本体(iCloud写真が有効になっていること)
- Windowsパソコン
- インターネット接続
- Apple ID
- iCloudストレージの空き容量(無料の5GBを超える場合は有料プランが必要)
手順
-
iPhoneでiCloud写真がオンになっていることを確認する
iPhoneの「設定」アプリを開き、「[あなたの名前]」→「iCloud」→「写真」をタップします。「iCloud写真」のトグルがオンになっていることを確認してください。オンになっていない場合はオンにします。これにより、iPhoneで撮った写真が自動的にiCloudにアップロードされます。
(ここに、iPhoneのiCloud写真設定画面のイメージ画像を挿入)
最適化ストレージ vs オリジナルをダウンロード:
「iPhoneのストレージを最適化」を選択すると、iPhoneの空き容量が少ない場合にオリジナルサイズの写真をiCloudに保存し、iPhoneには圧縮されたバージョンを残します。一方、「オリジナルをダウンロード」を選択すると、オリジナルサイズの写真がiPhoneにも保存されます。パソコンに高画質で転送したい場合は、「オリジナルをダウンロード」が望ましいですが、iPhoneの容量を節約したい場合は「最適化」を選びましょう。パソコンからiCloud経由でダウンロードする際は、常にオリジナルが利用可能です。 -
Windowsパソコンに「iCloud for Windows」をインストールする
Microsoft Storeから「iCloud for Windows」アプリをダウンロードしてインストールします。すでにインストール済みの場合はこの手順は不要です。
(ここに、Microsoft Storeで「iCloud for Windows」を検索・インストールしている画面のイメージ画像を挿入)
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「iCloud for Windows」アプリにApple IDでサインインする
インストール後、「iCloud for Windows」アプリを起動し、iPhoneで使用しているApple IDとパスワードでサインインします。
(ここに、「iCloud for Windows」のサインイン画面のイメージ画像を挿入)
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「写真」の項目で「オプション」をクリックし、「iCloud写真」にチェックを入れる
サインイン後、iCloudの設定画面が表示されます。「写真」の項目の右にある「オプション」をクリックします。開いた画面で「iCloud写真」にチェックを入れます。
「新しい写真をPCにダウンロード」の項目で、ダウンロード先のフォルダを変更することもできます。通常は「ピクチャ」フォルダ内の「iCloud写真」フォルダにダウンロードされます。
「PCから新しい写真をアップロード」にチェックを入れると、パソコンの指定したフォルダに写真を追加すると、自動的にiCloudにもアップロードされるようになります。これは、iPhoneにも写真を同期したい場合に便利です。
設定が完了したら、「OK」をクリックし、メイン画面に戻って「適用」をクリックします。
(ここに、「iCloud for Windows」の「写真」オプション設定画面のイメージ画像を挿入)
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自動的に写真がダウンロードされるのを待つ、または手動でダウンロードする
設定が完了すると、iCloudに保存されている写真や動画が、指定したフォルダに自動的にダウンロードされ始めます。大量のデータがある場合は、完了するまでに時間がかかります。
手動でダウンロードしたい場合は、エクスプローラーを開き、左側ナビゲーションペインの「iCloud写真」フォルダをクリックします。まだダウンロードされていない写真には雲のアイコンが表示されているので、右クリックして「ダウンロード」を選択することで個別にダウンロードできます。
(ここに、エクスプローラーのiCloud写真フォルダで、ダウンロード中の状態や手動ダウンロードのイメージ画像を挿入)
iCloud.comからダウンロードする方法も!
「iCloud for Windows」をインストールしたくない場合や、一時的に写真にアクセスしたい場合は、WebブラウザからiCloud.comにアクセスし、Apple IDでサインインすることで、iCloudに保存されている写真にアクセスし、個別にダウンロードすることができます。(ここに、iCloud.comのフォト画面のイメージ画像を挿入)
メリット
- USBケーブル不要。
- 写真が自動的に同期されるので、手間がかからない。
- パソコンだけでなく、他のAppleデバイスからも写真にアクセスできる。
- iCloud.comからもアクセス可能。
デメリット
- インターネット環境が必要。
- iCloudストレージの空き容量が重要(無料の5GBはすぐに不足する可能性が高い)。
- 初期設定に少し手間がかかる。
- すべての写真が同期されるため、不要な写真もダウンロードされてしまう場合がある。
- 大量の写真を一気にダウンロードすると、ネットワーク速度に影響される。
3. 【AndroidからWindowsへ】写真を送る超簡単な方法
Androidスマートフォンの写真をWindowsパソコンに転送する方法も、iPhoneと同様にいくつか簡単な方法があります。こちらもUSBケーブルを使う方法が最も一般的で安定しています。
3.1. USBケーブルを使って転送する(最も確実でおすすめ!)
Androidスマホも、iPhoneと同様にUSBケーブルでパソコンに接続し、ファイルとして直接写真を転送できます。この方法が最も確実で、通信速度も速いです。
必要なもの
- Androidスマートフォン本体
- Windowsパソコン
- Androidスマートフォンに付属または互換性のあるUSBケーブル(USB-C – USB-A、またはUSB-C – USB-Cケーブルなど)
手順
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AndroidスマートフォンとWindowsパソコンをUSBケーブルで接続する
Androidスマートフォンの充電ポートとWindowsパソコンのUSBポートをケーブルで繋ぎます。
(ここに、AndroidスマホとパソコンをUSBケーブルで接続しているイメージ画像を挿入)
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Androidスマートフォン側で「USBの使用」または「USB接続の用途」を設定する
ケーブルで接続すると、Androidスマートフォンの画面上部に通知が表示される場合があります。通知バーを引き下げると、「USBの使用」や「USB接続の用途」といった項目が表示されます。ここで「ファイル転送」または「ファイル」を選択します。
(ここに、Androidスマホの通知バーに表示されるUSB接続の用途選択画面のイメージ画像を挿入)
重要: 多くのAndroidスマホでは、デフォルトでは「充電のみ」が選択されていることがあります。この状態だと、パソコンからスマホのファイルにアクセスできません。必ず「ファイル転送」または「ファイル」を選択してください。
-
WindowsパソコンのエクスプローラーでAndroidスマートフォンを開く
WindowsパソコンがAndroidスマートフォンを認識すると、自動再生の通知が表示される場合もありますが、表示されない場合は以下の手順で開きます。
- 「スタート」ボタンを右クリックし、「エクスプローラー」を選択します。
- エクスプローラーの左側ナビゲーションペインにある「PC」または「コンピューター」をクリックします。
- 「デバイスとドライブ」の項目に、お使いのAndroidスマートフォンのモデル名や「内部共有ストレージ」のような名前で表示されているはずですので、これをダブルクリックします。
- 通常、写真や動画は「DCIM」フォルダ(デジタルカメラで撮影した画像)または「Pictures」フォルダ、「Camera」フォルダなどに保存されています。特に「DCIM」フォルダの中に「Camera」フォルダがある場合が多いです。
- これらのフォルダをダブルクリックして、写真や動画を探します。
(ここに、エクスプローラーでAndroidスマホの内部ストレージにアクセスし、DCIMフォルダを開いている画面のイメージ画像を挿入)
例:エクスプローラーのパスが「PC > [お使いのAndroidスマホ名] > Internal storage > DCIM > Camera」となっている画面
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転送したい写真や動画を選択し、パソコンの任意の場所にコピー&ペーストする
転送したい写真や動画を見つけたら、複数のファイルをまとめて選択し(
Ctrl
キーを押しながらクリック、またはマウスでドラッグ)、右クリックして「コピー」を選択します(またはCtrl
+C
)。次に、パソコンの「ピクチャ」フォルダや「デスクトップ」など、写真を保存したい任意の場所を開き、右クリックして「貼り付け」を選択します(または
Ctrl
+V
)。(ここに、エクスプローラーでAndroid写真を選択し、コピー&ペーストしているイメージ画像を挿入)
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転送が完了したら、Androidスマートフォンを安全に取り外す
写真の転送が全て完了したら、パソコンの画面右下にあるタスクバーの「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」アイコンをクリックし、お使いのAndroidスマートフォンのモデル名を選択して安全に取り外します。この手順を怠ると、データが破損する可能性があるので注意しましょう。
(ここに、Windowsの「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」アイコンとメニューのイメージ画像を挿入)
メリット
- インターネット環境が不要。
- 最も確実で安定した転送方法。
- 高解像度の写真や大量の動画も、比較的早く転送できる。
- 特別なソフトウェアのインストールが不要(Windows標準機能で対応)。
デメリット
- USBケーブルが必要。
- ケーブル接続の手間がある。
- 転送中にスマートフォンが充電される。
3.2. GoogleドライブやGoogleフォト(クラウドサービス)を使って転送する
Androidユーザーにとって最も親和性が高いのが、Googleが提供するクラウドサービスです。GoogleドライブやGoogleフォトを利用すれば、ケーブルなしで簡単に写真の同期・転送が可能です。
必要なもの
- Androidスマートフォン本体(Googleアカウントでログイン済み)
- Windowsパソコン
- インターネット接続
- Googleアカウントの空き容量(無料の15GBはGoogleドライブ、Gmail、Googleフォトで共有)
手順(Googleフォトをメインに解説)
Googleフォトは、写真や動画のバックアップに特化したクラウドサービスです。自動バックアップ機能が非常に便利です。
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AndroidスマートフォンでGoogleフォトの自動バックアップをオンにする
Androidスマートフォンの「Googleフォト」アプリを開きます。右上のプロフィールアイコンをタップし、「Googleフォトの設定」→「バックアップ」をタップします。「バックアップ」のトグルがオンになっていることを確認します。オンになっていない場合はオンにします。
「バックアップと同期」の設定で、Wi-Fi接続時のみバックアップするか、モバイルデータ通信も許可するかなどを設定できます。データ通信量を節約したい場合は、Wi-Fi接続時のみのバックアップをおすすめします。
(ここに、AndroidのGoogleフォト設定画面でバックアップをオンにするイメージ画像を挿入)
高画質 vs 元のサイズ:
Googleフォトでは、画像を圧縮して容量を節約する「高画質(現在はストレージ節約)」と、元のサイズのまま保存する「元のサイズ」を選択できます。「高画質」は容量無制限でバックアップできましたが、2021年6月1日以降は無料の15GBにカウントされるようになりました。高品質な写真をそのまま保存したい場合は「元のサイズ」を選びますが、無料で使える容量は限られています。 -
WindowsパソコンのWebブラウザでGoogleフォトにアクセスする
WindowsパソコンのWebブラウザ(Chrome, Edgeなど)を開き、Googleフォトにアクセスします。Androidスマートフォンで使用しているGoogleアカウントでサインインします。
(ここに、パソコンのブラウザでGoogleフォトにアクセスし、ログインしている画面のイメージ画像を挿入)
-
転送したい写真を選択し、ダウンロードする
Googleフォトの画面に、Androidスマートフォンから自動的にバックアップされた写真や動画が一覧表示されます。ダウンロードしたい写真や動画をクリックして選択します。複数の写真を選択する場合は、写真の左上にあるチェックボックスをクリックするか、
Shift
キーを押しながら範囲選択します。選択後、画面右上のメニューアイコン(縦に点が3つ並んだアイコン)をクリックし、「ダウンロード」を選択します。または、キーボードの
Shift
+D
を押すことでもダウンロードできます。選択した写真がZipファイルとしてダウンロードされる場合があります。ダウンロードしたZipファイルは、右クリックして「すべて展開」を選択することで、中身を取り出すことができます。
(ここに、Googleフォトで写真を選択し、ダウンロードする操作画面のイメージ画像を挿入)
Googleドライブを使う場合:
Googleドライブに写真を直接アップロードすることも可能です。Androidスマホの「Googleドライブ」アプリを開き、「+」ボタンから「アップロード」を選択し、写真を選択してアップロードします。パソコンからはGoogleドライブのWebサイトにアクセスし、該当の写真をダウンロードします。あるいは、「Googleドライブ for desktop」アプリをパソコンにインストールすることで、Googleドライブ上のファイルをパソコンのフォルダとして扱えるようになり、より簡単にアクセスできます。(ここに、Googleドライブ for desktopのアイコンと、エクスプローラーに表示されるGoogleドライブフォルダのイメージ画像を挿入)
メリット
- USBケーブル不要。
- 写真が自動的にクラウドにバックアップされるため、手間がかからない。
- どこからでもインターネット経由で写真にアクセスできる。
- Googleアカウントがあれば、他のGoogleサービスとの連携もスムーズ。
デメリット
- インターネット環境が必要。
- Googleアカウントの無料容量(15GB)は限られている。
- 大量の写真をダウンロードするのに時間がかかる場合がある。
- 圧縮設定によっては、元の画質が失われる可能性がある。
3.3. 「スマホ同期」アプリ(Windows 10/11の場合)
Windows 10/11に標準搭載されている「スマホ同期」(旧称「Windowsにリンク」)アプリを利用すると、Androidスマホと連携して、写真をワイヤレスでパソコンに表示・転送できます。一部のAndroidスマホ(特にSamsung Galaxyシリーズ)では、より緊密な連携が可能です。
必要なもの
- Androidスマートフォン本体(Android 7.0以降推奨)
- Windows 10またはWindows 11パソコン
- インターネット接続(同じWi-Fiネットワークに接続されていることが望ましい)
- Microsoftアカウント
手順
-
Windowsパソコンで「スマホ同期」アプリを起動する
Windowsのスタートメニューから「スマホ同期」アプリを探して起動します。または、タスクバーの検索ボックスに「スマホ同期」と入力して検索・起動します。
(ここに、Windowsのスタートメニューや検索ボックスから「スマホ同期」アプリを起動するイメージ画像を挿aperture/aperture)
-
「スマホ同期」アプリでAndroidスマートフォンをセットアップする
アプリの指示に従って、Androidスマートフォンとペアリングを行います。通常は、QRコードをスキャンするか、Googleアカウントでサインインすることで連携が完了します。Androidスマートフォン側には「Windowsにリンク」アプリ(または「スマホ同期コンパニオン」アプリ)が自動的にインストールされるか、元々搭載されている場合があります。
(ここに、スマホ同期アプリの初期設定画面やQRコードスキャン画面のイメージ画像を挿入)
Samsung Galaxyユーザーへの特別な連携:
一部のSamsung Galaxyスマートフォンでは、クイック設定パネルに「Windowsにリンク」のトグルがあり、より簡単に連携を開始できます。 -
「写真」タブから写真を選択し、ダウンロードする
ペアリングが完了すると、「スマホ同期」アプリの左側メニューに「写真」タブが表示されます。これをクリックすると、Androidスマートフォンに保存されている最新の写真が一覧表示されます。表示される写真の枚数には制限がありますが、手軽にアクセスできます。
パソコンにダウンロードしたい写真を選び、右クリックして「名前を付けて保存」を選択します。保存場所を指定して「保存」をクリックすれば、パソコンへの転送が完了します。
(ここに、スマホ同期アプリの「写真」タブで、写真を選択し、右クリックして保存するイメージ画像を挿入)
メリット
- USBケーブル不要。
- Windows標準のアプリなので、別途インストール不要(一部Androidアプリは必要)。
- ワイヤレスで手軽に写真にアクセスできる。
- Androidスマホの通知やメッセージもパソコンで確認できるため、作業効率が上がる。
デメリット
- インターネット環境(同じWi-Fi)が必要。
- 表示される写真の枚数に制限がある場合がある(最新の写真のみ表示など)。
- 大量の写真を一括で転送するのには向いていない。
- 初期設定に少し手間がかかる場合がある。
- すべてのAndroidスマホで同じ機能が利用できるわけではない(機種依存性がある)。
4. 【iPhoneからMacへ】写真を送る超簡単な方法
iPhoneとMacは同じApple製品なので、非常にスムーズな連携が可能です。特に「写真」アプリとiCloudを使えば、ケーブルなしでも簡単に同期・転送できます。
4.1. USBケーブルを使って転送する(最も確実でおすすめ!)
iPhoneとMacはUSBケーブルで接続することで、簡単に写真を取り込むことができます。これは最も確実で基本的な方法です。
必要なもの
- iPhone本体
- Macパソコン
- iPhoneに付属または互換性のあるUSBケーブル(Lightning – USB-C、またはUSB-C – USB-Cケーブル)
手順
-
iPhoneとMacをUSBケーブルで接続する
iPhoneの充電ポートとMacのUSBポート(USB-AまたはUSB-C)をケーブルで繋ぎます。
(ここに、iPhoneとMacをUSBケーブルで接続しているイメージ画像を挿入)
-
iPhone側で「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されたら「信頼」をタップする
iPhoneの画面に「このコンピュータを信頼しますか?」というメッセージが表示されます。ご自身のMacであれば「信頼」をタップしてください。
(ここに、iPhoneの「このコンピュータを信頼しますか?」のポップアップ画面のイメージ画像を挿入)
-
Macの「写真」アプリが自動的に起動する(または手動で起動する)
通常、iPhoneをMacに接続すると、Macの「写真」アプリが自動的に起動し、iPhone内の写真が表示されます。
もし自動で起動しない場合は、DockまたはFinderから「写真」アプリを手動で起動してください。
(ここに、MacのDockにある「写真」アプリのアイコンのイメージ画像を挿入)
-
「写真」アプリのサイドバーでiPhoneを選択し、写真を取り込む
「写真」アプリの左側サイドバーに、接続されているiPhoneの名前が表示されます。これを選択すると、iPhone内の写真や動画が「読み込み」タブに一覧表示されます。
取り込みたい写真や動画にチェックを入れます。まだMacに取り込まれていない新しい項目は、自動的に選択されていることが多いです。「新しい項目」という表示がある場合もあります。
画面右上にある「選択した項目を読み込む」ボタン、または「すべての新しい項目を読み込む」ボタンをクリックします。
(ここに、Macの「写真」アプリでiPhoneが認識され、読み込み画面が表示されているイメージ画像を挿入)
読み込み後の写真の扱い:
写真の取り込み後、「iPhoneから項目を削除しますか?」と尋ねられることがあります。iPhoneのストレージを解放したい場合は「項目を削除」を選択しても良いですが、もし不安であれば「削除しない」を選択し、後で手動でiPhoneから削除することも可能です。 -
転送が完了したら、iPhoneを安全に取り外す
写真の取り込みが全て完了したら、「写真」アプリのサイドバーでiPhoneの名前の横に表示される「取り出し」アイコン(上向きの矢印がついたアイコン)をクリックし、iPhoneを取り外します。
(ここに、Macの「写真」アプリのサイドバーでiPhoneを取り出すアイコンのイメージ画像を挿入)
メリット
- インターネット環境が不要。
- 最も確実で安定した転送方法。
- 高解像度の写真や大量の動画も、比較的早く転送できる。
- 「写真」アプリで簡単に管理できる。
デメリット
- USBケーブルが必要。
- ケーブル接続の手間がある。
4.2. iCloud写真(クラウドサービス)を使って転送する
iPhoneとMacは同じAppleのエコシステムにあるため、iCloud写真を使えば非常にシームレスに写真を同期できます。ケーブルなしで、撮った写真が自動的にMacにも表示されるようになります。
必要なもの
- iPhone本体(iCloud写真が有効になっていること)
- Macパソコン
- インターネット接続
- Apple ID
- iCloudストレージの空き容量(無料の5GBを超える場合は有料プランが必要)
手順
-
iPhoneでiCloud写真がオンになっていることを確認する
iPhoneの「設定」アプリを開き、「[あなたの名前]」→「iCloud」→「写真」をタップします。「iCloud写真」のトグルがオンになっていることを確認してください。
(ここに、iPhoneのiCloud写真設定画面のイメージ画像を挿入)
-
Macの「写真」アプリでiCloud写真がオンになっていることを確認する
Macで「写真」アプリを起動します。メニューバーの「写真」→「設定」(または「環境設定」)を選択します。「iCloud」タブをクリックし、「iCloud写真」のチェックボックスがオンになっていることを確認してください。
(ここに、Macの「写真」アプリの環境設定でiCloud写真がオンになっている画面のイメージ画像を挿入)
Macのストレージを最適化:
「Macのストレージを最適化」を選択すると、Macの空き容量が少ない場合にオリジナルサイズの写真をiCloudに保存し、Macには最適化されたバージョンを残します。「オリジナルをこのMacにダウンロード」を選択すると、オリジナルサイズの写真がMacにも保存されます。 -
自動的に写真が同期されるのを待つ
両方のデバイスでiCloud写真がオンになっていれば、インターネット接続がある限り、iPhoneで撮った写真や動画は自動的にiCloudにアップロードされ、その後Macの「写真」アプリにダウンロード・同期されます。特別な操作は必要ありません。
(ここに、Macの「写真」アプリにiPhoneの写真が自動的に同期されて表示されている画面のイメージ画像を挿入)
-
必要に応じて、写真ファイルをFinderに書き出す
「写真」アプリから直接Finder(Macのファイル管理ソフト)に写真を保存したい場合は、保存したい写真を選択し、メニューバーの「ファイル」→「書き出す」→「[枚数]枚の写真を書き出す」を選択します。ファイルの種類(JPEG, PNG, TIFFなど)や品質、サブフォルダの有無などを設定して「書き出す」をクリックし、保存場所を指定します。
(ここに、Macの「写真」アプリから写真を書き出すメニューと設定画面のイメージ画像を挿入)
メリット
- USBケーブル不要。
- 写真が自動的に同期されるため、手間がかからない。
- パソコンだけでなく、他のAppleデバイスからも写真にアクセスできる。
- iCloud.comからもアクセス可能。
- シームレスなAppleエコシステム連携。
デメリット
- インターネット環境が必要。
- iCloudストレージの空き容量が重要(無料の5GBはすぐに不足する可能性が高い)。
- 大量の写真を一気にダウンロードすると、ネットワーク速度に影響される。
4.3. AirDropを使って転送する(一時的な少量転送に便利)
AirDropはAppleデバイス間でワイヤレスでファイルを送受信できる非常に便利な機能です。大量の写真転送には向きませんが、数枚の写真を素早く転送したい場合に最適です。
必要なもの
- iPhone本体
- Macパソコン
- Wi-FiとBluetoothがオンになっていること(両方のデバイス)
- 両方のデバイスが近くにあること
手順
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MacのAirDropをオンにする
Finderを開き、サイドバーから「AirDrop」を選択します。画面下部に「このMacを検出可能な相手」という設定があるので、「連絡先のみ」または「すべての人」を選択します。初めて使う場合は、「すべての人」を選ぶとスムーズです。
(ここに、MacのFinderでAirDrop設定を開いている画面のイメージ画像を挿入)
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iPhoneのAirDropをオンにする
iPhoneのコントロールセンターを開きます(Face ID搭載機種は右上から下にスワイプ、ホームボタン搭載機種は下から上にスワイプ)。ネットワーク設定のブロックを長押しし、「AirDrop」をタップします。Macの設定と同様に「連絡先のみ」または「すべての人」を選択します。
(ここに、iPhoneのコントロールセンターでAirDrop設定を開いている画面のイメージ画像を挿入)
注意: iPhoneとMacの両方が同じWi-Fiネットワークに接続している必要はありませんが、Wi-FiとBluetoothがオンになっている必要があります。また、iPhoneの「インターネット共有」がオフになっていることを確認してください。
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iPhoneの「写真」アプリから転送したい写真を選択し、「共有」する
iPhoneの「写真」アプリを開き、Macに転送したい写真や動画を選択します。画面左下の「共有」アイコン(四角から上向きの矢印が出ているアイコン)をタップします。
(ここに、iPhoneの「写真」アプリで共有アイコンをタップするイメージ画像を挿入)
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共有メニューからMacの名前を選択する
共有シートが表示されたら、AirDropの項目にお使いのMacの名前が表示されているはずです。そのMacの名前をタップします。
(ここに、iPhoneの共有シートにAirDropのMacの名前が表示されているイメージ画像を挿入)
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Macで受信を許可する
Macの画面に、「iPhoneから写真を受け取りますか?」のような通知が表示されます。「受け入れる」をクリックすると、写真がMacの「ダウンロード」フォルダに保存されます。
(ここに、Macの画面に表示されるAirDrop受信通知のイメージ画像を挿入)
メリット
- USBケーブル不要。
- インターネット接続なしでワイヤレス転送が可能。
- 非常に素早く少量の写真を転送できる。
- 設定が簡単。
デメリット
- 大量の写真を転送するのには向いていない(一つずつ承認する必要がある場合がある)。
- 両方のデバイスが近くにある必要がある。
- iPhoneとMacの両方でAirDropの設定を有効にする手間がある。
5. 【AndroidからMacへ】写真を送る超簡単な方法
AndroidとMacは異なるOSですが、いくつかの方法で写真を転送できます。Googleのサービスや、Android File Transferのような専用ツールが便利です。
5.1. Android File Transferを使って転送する(最も確実でおすすめ!)
Googleが提供する公式ツール「Android File Transfer」を使えば、MacからAndroidスマートフォンの内部ストレージに直接アクセスし、簡単にファイルを転送できます。
必要なもの
- Androidスマートフォン本体
- Macパソコン
- Androidスマートフォンに付属または互換性のあるUSBケーブル
- Android File Transferアプリ(Macにインストール)
手順
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Macに「Android File Transfer」をインストールする
Android File Transferの公式サイトからアプリをダウンロードし、Macにインストールします。ダウンロードした
androidfiletransfer.dmg
ファイルを開き、Android File Transfer
アイコンを「アプリケーション」フォルダにドラッグ&ドロップするだけです。(ここに、Android File Transferのダウンロードページと、インストール中のイメージ画像を挿入)
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AndroidスマートフォンとMacをUSBケーブルで接続する
Androidスマートフォンの充電ポートとMacのUSBポートをケーブルで繋ぎます。
(ここに、AndroidスマホとMacをUSBケーブルで接続しているイメージ画像を挿入)
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Androidスマートフォン側で「USBの使用」または「USB接続の用途」を「ファイル転送」に設定する
ケーブルで接続すると、Androidスマートフォンの画面上部に通知が表示される場合があります。通知バーを引き下げると、「USBの使用」や「USB接続の用途」といった項目が表示されます。ここで必ず「ファイル転送」または「ファイル」を選択します。
(ここに、Androidスマホの通知バーに表示されるUSB接続の用途選択画面のイメージ画像を挿入)
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Macで「Android File Transfer」アプリを起動し、写真を取り込む
通常、USB接続とファイル転送モードへの設定が完了すると、「Android File Transfer」アプリが自動的に起動します。もし起動しない場合は、手動でアプリケーションフォルダから起動してください。
アプリが起動すると、Androidスマートフォンの内部ストレージが表示されます。写真や動画は通常「DCIM」フォルダ(その中の「Camera」フォルダ)または「Pictures」フォルダに保存されています。
これらのフォルダを開き、Macに転送したい写真や動画を選択します。選択したファイルをMacのデスクトップや「ピクチャ」フォルダなど、任意の場所にドラッグ&ドロップすることで転送が開始されます。
(ここに、Android File Transferアプリの画面で、Androidのフォルダを開き、Macにドラッグ&ドロップしているイメージ画像を挿入)
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転送が完了したら、Androidスマートフォンを安全に取り外す
写真の転送が全て完了したら、Android File Transferアプリを閉じるか、MacのFinderでAndroidデバイスを右クリックして「取り出す」を選択し、安全にケーブルを取り外しましょう。
メリット
- インターネット環境が不要。
- 最も確実で安定した転送方法。
- MacからAndroidのファイルに直接アクセスできる。
- 高解像度の写真や大量の動画も、比較的早く転送できる。
デメリット
- 専用アプリ「Android File Transfer」のインストールが必要。
- USBケーブルが必要。
- ケーブル接続の手間がある。
5.2. GoogleドライブやGoogleフォト(クラウドサービス)を使って転送する
Windowsの場合と同様に、GoogleドライブやGoogleフォトといったクラウドサービスを利用すれば、AndroidからMacへもワイヤレスで簡単に写真転送が可能です。
必要なもの
- Androidスマートフォン本体(Googleアカウントでログイン済み)
- Macパソコン
- インターネット接続
- Googleアカウントの空き容量
手順(Googleフォトをメインに解説)
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AndroidスマートフォンでGoogleフォトの自動バックアップをオンにする
3.2の「AndroidスマートフォンでGoogleフォトの自動バックアップをオンにする」の手順と同様に、Androidスマートフォンの「Googleフォト」アプリでバックアップ機能をオンにします。
(ここに、AndroidのGoogleフォト設定画面でバックアップをオンにするイメージ画像を挿入)
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MacのWebブラウザでGoogleフォトにアクセスし、ダウンロードする
MacのWebブラウザ(Safari, Chromeなど)を開き、Googleフォトにアクセスします。Androidスマートフォンで使用しているGoogleアカウントでサインインします。
画面に、Androidスマートフォンから自動的にバックアップされた写真や動画が一覧表示されます。ダウンロードしたい写真や動画をクリックして選択します。
選択後、画面右上のメニューアイコン(縦に点が3つ並んだアイコン)をクリックし、「ダウンロード」を選択します。または、キーボードの
Shift
+D
を押すことでもダウンロードできます。ダウンロードした写真や動画は、Macの「ダウンロード」フォルダに保存されます。
(ここに、MacのブラウザでGoogleフォトから写真を選択し、ダウンロードする操作画面のイメージ画像を挿入)
Googleドライブを使う場合:
Macにも「Googleドライブ for desktop」アプリをインストールすることで、Googleドライブ上のファイルをFinderから直接アクセスできるようになります。これにより、AndroidからGoogleドライブにアップロードした写真を、MacのFinderから直接ダウンロードしたり、同期したりすることが可能になり、非常に便利です。(ここに、MacのFinderに表示されるGoogleドライブフォルダのイメージ画像を挿入)
メリット
- USBケーブル不要。
- 写真が自動的にクラウドにバックアップされるため、手間がかからない。
- どこからでもインターネット経由で写真にアクセスできる。
- Googleアカウントがあれば、他のGoogleサービスとの連携もスムーズ。
デメリット
- インターネット環境が必要。
- Googleアカウントの無料容量(15GB)は限られている。
- 大量の写真をダウンロードするのに時間がかかる場合がある。
- 圧縮設定によっては、元の画質が失われる可能性がある。
6. その他、知っておくと便利な写真転送のヒントと注意点
ここまで、主要な写真転送方法を解説してきましたが、さらに快適に、安全に写真を管理するためのヒントや注意点もご紹介します。
6.1. 写真の形式について(HEIC、HEVCとJPEG、H.264)
最近のiPhoneでは、写真が「HEIC(High Efficiency Image Format)」形式、動画が「HEVC(High Efficiency Video Coding)」形式で保存されることが多くなっています。これらの形式は、従来のJPEGやH.264よりも高圧縮でファイルサイズを小さくできるメリットがありますが、一部の古いパソコンやソフトウェアでは、そのままでは開けない場合があります。
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iPhone側で設定変更する:
iPhoneの「設定」アプリ→「カメラ」→「フォーマット」で、「互換性優先」を選択すると、JPEG/H.264形式で保存されるようになります。汎用性を重視するならこの設定がおすすめです。
(ここに、iPhoneのカメラフォーマット設定画面のイメージ画像を挿入)
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パソコン側で変換する:
Windows 10/11では、HEICファイルを初めて開く際にMicrosoft Storeから「HEVC ビデオ拡張機能」などの対応コーデックをインストールするよう促される場合があります(有料の場合もあります)。Macでは、標準の「写真」アプリや「プレビュー」アプリでHEIC/HEVCを問題なく開くことができます。
自動変換機能:
iPhoneからパソコンに写真を転送する際、USB接続やAirDropでは、自動的に互換性のある形式(JPEGなど)に変換して転送するオプションがiPhone側で設定されている場合があります。「設定」→「写真」→「MACまたはPCに転送」で、「自動」または「元のフォーマットのまま」を選択できます。「自動」を選べば、転送時に互換性のある形式に変換してくれます。
6.2. フォルダ分けやファイル名の整理
パソコンに写真を転送したら、そのままにしておかず、整理整頓を心がけましょう。
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年-月-日ごとにフォルダを作成する:
例えば、「2025-06-04」や「2025年6月」のようにフォルダを作成し、その日の写真やその月の写真をまとめて保存すると、後から見つけやすくなります。
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イベントごとにフォルダを作成する:
旅行や運動会など、特定のイベントで撮影した写真は、イベント名をつけたフォルダにまとめて保存すると便利です。
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ファイル名の変更:
もし可能であれば、ファイル名に簡単な情報を加えると、さらに整理しやすくなります。例えば、「IMG_XXXX.JPG」を「20250604_沖縄旅行_001.JPG」のように変更するなどです。
6.3. 大量の写真を転送する際の注意点
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安定した接続を確保する:
特にWi-Fi転送の場合、安定したネットワーク環境が重要です。途中で切断されると、転送が中断されたり、データが破損する可能性があります。有線接続(USBケーブル)は最も安定しています。
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充電しながら作業する:
大量の写真を転送する場合、スマートフォンのバッテリーを大きく消費します。充電しながら作業することをおすすめします。
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転送時間を考慮する:
写真の枚数やサイズ、接続方法(有線か無線か)によって転送時間は大きく異なります。特に動画ファイルは容量が大きいので、予想以上に時間がかかる場合があります。
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パソコンの空き容量を確認する:
転送先のパソコンに十分な空き容量があることを確認しましょう。容量が足りないと、転送が途中で止まってしまいます。
6.4. その他の転送方法(上級者向け・特定の用途向け)
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FTP/SFTPアプリ(Android向け):
より高度なファイル管理をしたい場合、AndroidスマートフォンにFTPサーバーアプリをインストールし、パソコンからFTPクライアントソフト(FileZillaなど)を使ってアクセスする方法もあります。ネットワーク知識が必要です。
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NAS(ネットワークアタッチトストレージ)への直接転送:
自宅にNASを導入している場合、一部のNASメーカーが提供するスマホアプリを使えば、スマホから直接NASに写真をバックアップできます。パソコンを介さずにバックアップできるので便利です。
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有料の転送・管理ソフトウェア:
より高機能な写真管理や転送を求める場合、有料の専用ソフトウェア(例:AnyTrans, EaseUS MobiMoverなど)も存在します。これらは通常、無料の代替手段よりも多くの機能を提供しますが、初心者がいきなり導入する必要はないでしょう。
7. まとめ:あなたに最適な写真転送方法を見つけよう!
iPhoneやAndroidの写真をWindowsやMacに転送する方法はたくさんありますが、どの方法が最適かは、あなたの状況や好みによって異なります。
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手軽さ・確実性を重視するなら:
USBケーブルでの接続が最もおすすめです。安定していて、誰でも簡単にできます。特別な設定も不要です。
- iPhone → Windows: エクスプローラーまたは「フォト」アプリ
- iPhone → Mac: 「写真」アプリ
- Android → Windows: エクスプローラー
- Android → Mac: Android File Transfer
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ワイヤレスで自動的に同期させたいなら:
クラウドサービスが便利です。一度設定してしまえば、あとは自動で写真が同期されます。
- iPhone → Windows/Mac: iCloud写真
- Android → Windows/Mac: Googleフォト、Googleドライブ
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少量だけサッと送りたいなら(Apple製品限定):
AirDropが非常に便利です。MacとiPhone間でのみ利用できます。
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WindowsユーザーでAndroid連携を強化したいなら:
「スマホ同期」アプリを試してみる価値があります。
大切な思い出である写真や動画は、スマホだけでなく、パソコンにもバックアップを取っておくことで、安心してデジタルライフを送ることができます。この記事を参考に、ぜひあなたにぴったりの方法で、スマホの写真をパソコンに転送してみてくださいね。
これで、スマホの容量不足の心配も、大切な写真が消える心配も、もうありません!快適な写真ライフをお楽しみください!
困った時は?
- ケーブルを認識しない: 別のUSBポートや別のケーブルを試す、PC/スマホを再起動する。
- 写真が表示されない: iPhone/Androidで「信頼」や「ファイル転送」を選択したか確認する。
- 転送が途中で止まる: 大量のファイルを一度に転送せず、分けて転送してみる。USB接続の安定性を確認する。
- 容量が足りない: パソコンの不要なファイルを削除するか、外付けHDD/SSDへの保存を検討する。
- それでもうまくいかない: 各スマホメーカーのサポートページや、Apple/Microsoftの公式サポート情報を参照する。
※参考にされる場合は自己責任でお願いします。