スプレッドシートをもっと便利に！シート毎に異なる自動処理を設定する方法｜DAD UNION

Googleスプレッドシートは、表計算やデータ管理に広く利用されているツールです。しかし、複数のシートを持つスプレッドシートで特定のシートにのみ特別な処理を適用したい場合があります。
この記事では、スプレッドシートのonEdit関数を使用して、シート毎に異なる処理を行う方法を初心者にもわかりやすく解説します。

Contents

なぜ必要なのか
メリット
具体的な手順
まとめ

なぜ必要なのか

スプレッドシートには複数のシートが存在し、それぞれ異なる目的で使用されることがあります。例えば、売上データを管理するシートと在庫データを管理するシートがある場合、それぞれのシートに対して異なる自動計算やデータチェックの処理を適用したいことがあります。このような場合に、シート毎に処理を変更する方法が必要になります。

メリット

シート毎に処理を変更することにより、以下のメリットがあります。

特定のシートにのみ必要な処理を適用できる。
無関係なシートに対する不要な処理を回避できる。
スプレッドシートのパフォーマンスを向上させる。

具体的な手順

1.シートの用意

スプレッドシートを開き、処理を適用したいシートを用意します。例えば、「シート1」と「シート2」の2つのシートがあるとします。

2.Apps Scriptの記述

スプレッドシートのメニューから「拡張機能」>「Apps Script」を選択し、Apps Scriptエディタを開きます。次に、以下のスクリプトを記述します。

function onEdit(e) {
  var sheet = e.range.getSheet();
  var sheetName = sheet.getName();

  if (sheetName === 'シート1') {
    // シート1での編集時の処理
  } else if (sheetName === 'シート2') {
    // シート2での編集時の処理
  }
  // 他のシートに対する処理も同様に追加可能
}

　
このスクリプトは、スプレッドシート上でセルが編集された際に実行されるonEdit関数を定義しています。編集されたシートの名前に基づいて異なる処理を行うように条件分岐を行っています。