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Webエンジニアが知るべき!ブラウザの種類と進化の歴史

Webエンジニアにとって、ブラウザは日常的に使用する重要なツールです。
本記事では、初心者にもわかりやすく、ブラウザの種類やそれぞれの特徴について解説します。
ブラウザ選びに悩んでいる方や、用途に合わせて最適なブラウザを探している方の参考になれば幸いです。

ブラウザとは

ブラウザとは、インターネット上のWebサイトやサービスにアクセスするためのソフトウェアです。
Webエンジニアはブラウザを使用して、開発したWebページやアプリケーションの表示確認や動作テストを行います。

ブラウザの種類

現在、多くの種類のブラウザが利用可能で、それぞれに特徴や利用用途があります。以下に代表的なブラウザの情報をまとめました。

ブラウザ PC対応OS PCデフォルトブラウザ SP対応OS SPデフォルトブラウザ 利用用途 公式サイトURL
Google Chrome Windows,
macOS,
Linux
なし Android,
iOS
Android 高速、拡張機能が豊富 公式サイト
Mozilla Firefox Windows,
macOS,
Linux
なし Android,
iOS
なし 開発者向けツールが充実 公式サイト
Microsoft Edge Windows,
macOS
Windows Android,
iOS
なし Windowsとの連携が優秀 公式サイト
Safari macOS macOS iOS iOS Apple製品との相性が良い 公式サイト

2024年時点のブラウザ利用シェア

2024年時点のブラウザ利用シェアは以下の通りです。

  • Google Chrome: 65%
  • Safari: 20%
  • Microsoft Edge: 8%
  • Mozilla Firefox: 5%
  • その他: 2%

(データ出典:StatCounter

懸念点

ブラウザには以下のような懸念点があります。

  • ブラウザ間での表示や動作の違い
  • 古いブラウザのサポート終了
  • セキュリティの脆弱性

Webエンジニアは、これらの懸念点を意識しながら、複数のブラウザで動作確認を行うことが重要です。

昔あったブラウザ

現在は使われなくなったブラウザの中には、かつて主流だったものがあります。

  • Netscape:
    1990年代に広く使われていたブラウザで、初期のインターネット利用者に人気でした。
  • Opera:
    軽量かつ高速で、独自の機能を持っていたブラウザです。
  • Internet Explorer:
    かつてWindowsに標準搭載されていたブラウザで、長年業界を支配していました。
  • Maxthon:
    ユニークな機能を備えた中国発のブラウザ。
  • Comodo Dragon:
    セキュリティを重視したブラウザ。

昔のコーディングの苦労

昔は、特にIE11やそれ以前のバージョンを対象にしたWeb開発が非常に大変でした。
以下の理由から、エンジニアには多大な負担がかかっていました。

  • HTMLやCSSの標準仕様がサポートされていなかった
  • JavaScriptの互換性が低く、ブラウザごとに挙動が異なった
  • 表示の崩れを避けるために、多くのハックやワークアラウンドが必要だった

ガラケーサイトの時代

ガラケー(フィーチャーフォン)が主流だった時代、Webサイトの制作は現在とは異なる課題がありました。

  • 容量制限: 画像やファイルサイズを極限まで小さくする必要があった
  • 特殊なマークアップ言語(例: CHTML)を使用
  • 限られた画面サイズに対応するレイアウト設計

これらの制限の中で、エンジニアはユーザー体験を向上させるために工夫を凝らしていました。

まとめ

本記事では、Webエンジニアが使用する代表的なブラウザの種類とその特徴、歴史的な背景、そして過去の苦労について解説しました。
ブラウザの進化は目覚ましく、Web開発も大きく変わりましたが、現在でもブラウザ間の動作確認は重要な作業です。ぜひ、最適なブラウザを選び、効率的な開発環境を構築してください。

 
※参考にされる場合は自己責任でお願いします。