【DX奮闘記】鉄道工事の現場で「15分待ちの巨大Excel」を自作システムにリプレイスした話。
あけましておめでとうございます!
2026年、新しい年の幕開けですね。
このブログ『dad-union.com』を訪れてくださった皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、鉄道工事専門建設会社のIT部長に就任して、本格的な2年目がスタートしました。
元旦の今日は、静かな部屋でこれまでの「挑戦」を振り返りながら、新しい開発への意欲を燃やしているところです。
今日は、僕がこの1年で取り組んだ「さらば、限界突破のExcel管理」というプロジェクトについてお話しします。
増殖するシートと、15分間の「砂時計」
入社してまず僕が直面したのは、長年、会社の成長を支え続けてきた「巨大なExcelファイル」の限界でした。
建設業界の事務現場では、複雑な計算をExcelで行うのが一般的です。しかし、そこにはいくつかの深刻な課題がありました。
- 「15分待ち」の集計作業: データ量が多すぎて、一つの集計ボタンを押すと画面が固まり、お茶を淹れて戻ってきてもまだ動いている。
- 頻発する計算エラー: 誰かがセルを一行消しただけで、数式が壊れてどこかでエラーが発生する。
- 場所の制約: 会社にある共有サーバーに繋がないとファイルが開けず、リモートや現場での作業ができない。
ITキャリア20年の僕から見れば、それはまさに「システムの悲鳴」でした。
「部長、またExcelが固まりました……」という声を聞くたびに、エンジニアとしての血が騒いだのです。
「ないなら、ゼロから組めばいい」というエンジニアの直感
汎用のクラウドサービスを導入することも検討しましたが、鉄道工事という特殊なルールが詰まった業務には、既存の型では収まりきらない部分が多くありました。
「それなら、今の業務に100%フィットするシステムを自分で作ってしまおう」
そう決意し、エディタを立ち上げました。
IT部長というマネジメントの立場でありながら、自らキーボードを叩き、設計から実装までを一貫して行う「一人開発プロジェクト」のスタートです。
開発したのは、労務管理から各工事現場の経理台帳までをシームレスに連携させる業務基盤システム。
Excelの良さをシステムに落とし込みつつ、データの堅牢性とスピードを追求しました。
「一瞬で終わる」という感動を、現場へ
数ヶ月の構築期間を経て、システムが稼働し始めました。
導入後、事務スタッフの方から一番に返ってきた言葉は、驚きに近い喜びでした。
「部長、あの15分待っていた集計が、ボタンを押した瞬間に終わりました!」
今まで「待ち時間」として諦めていた時間が、一瞬で「次の仕事に取り掛かれる時間」に変わった。
さらに、Webベースのシステムにしたことで、社外からでも安全にデータを確認できるようになり、働き方の自由度も格段に上がりました。
これこそが、ITの力で「現場を支える人たち」を笑顔にする、DXの第一歩だと確信しました。
2026年、改善のサイクルを回し続ける
もちろん、システムは完成して終わりではありません。
現場の技術者たちからも「ここの項目はもっとこう選べる方がいい」「ここが連携していると助かる」といった、実務に即した具体的な改善案がどんどん集まってきています。
こうした「生の声」を即座にプログラムに反映できるのは、自社開発(インハウス開発)ならではの強みです。
2026年は、このシステムをさらに進化させ、AIによるデータ分析なども取り入れていく予定です。
鉄道工事という伝統ある世界と、最新のIT技術。
この二つが掛け合わさることで生まれる新しい価値を、本年もこのブログで発信していきます。
2026年が、皆様にとってエラーのない、スムーズな1年になることを願って。
本年も『dad-union.com』を、どうぞよろしくお願いいたします!
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