新しいWindows PCを購入すると、Microsoftアカウントでログインするように設定されることが一般的です。しかし、PCを使う上で、ローカルアカウントに切り替えたいと思うこともあるでしょう。
本記事では、Windows PC起動時のMicrosoftアカウントログインからローカルアカウントログインへの切り替え方法について、わかりやすく解説します。
Microsoftアカウントとは
Microsoftアカウントとは、Microsoftが提供するオンラインサービスにアクセスするための共通アカウントです。このアカウントを使うことで、Microsoft 365、OneDrive、Outlookなどのサービスに簡単にアクセスできます。クラウドを活用してデータを同期したり、複数のデバイスで同じアカウントを使うことで利便性が向上します。
PCのローカルアカウントとは
ローカルアカウントは、インターネットに接続しないPC専用のアカウントです。Microsoftアカウントのようなクラウドサービスとの連携はありませんが、インターネットに依存せず、パソコン内でのみ使用されるアカウントです。
特に、シンプルな操作が求められる場合やセキュリティ上の理由で、ローカルアカウントを好むユーザーも多くいます。
Microsoftアカウントに紐付いている状態とは
PCがMicrosoftアカウントに紐付いている場合、Windowsのログインに加えて、OneDriveやOutlook、Officeなどのサービスと連携してデータがクラウドに同期されます。これは、同じアカウントで複数のデバイスで作業を共有できる便利な方法ですが、インターネット接続を必要とし、PCの起動時にパスワード認証が必要になるなどの制限もあります。
Microsoftアカウントに紐付いているメリット、デメリット
メリット
- クラウドを活用したデータの同期が簡単にできる。
- OneDriveなどを通じて、データのバックアップが自動的に行われる。
- Microsoftの各種サービスへのシームレスなアクセス。
- 複数デバイス間でアカウントや設定が共有される。
デメリット
- インターネット接続が必要な場合が多い。
- パスワードが外部で保存されるため、オンラインセキュリティに注意が必要。
- PC起動時にMicrosoftアカウントのパスワードや認証が必要となるため、煩わしさがある。
ローカルアカウントに切り替える方法と手順
それでは、Microsoftアカウントからローカルアカウントへ切り替える手順を説明します。以下の手順に従って、PCの設定を変更していきましょう。
1.設定アプリを開く
「スタート」メニューから「設定」を選択し、設定アプリを開きます。
2.アカウント設定に移動
設定画面から「アカウント」をクリックし、次に「ユーザー情報」を選択します。
3.ローカルアカウントに切り替える
「Microsoftアカウントでのサインインを停止」もしくは「ローカルアカウントでサインインに切り替える」というオプションが表示されます。
それをクリックし、案内に従って操作を進めます。
4.新しいローカルアカウントの作成
ローカルアカウントのユーザー名とパスワードを設定します。
これでローカルアカウントでのログインが可能になります。
注意点
- Microsoftアカウントからローカルアカウントに切り替えると、OneDriveなどのクラウドサービスが利用できなくなるため、必要なデータは事前にローカルにバックアップしておくことをおすすめします。
- ローカルアカウントでは、クラウド上のデータの同期やバックアップが行われないため、データ管理に注意が必要です。
まとめ
Microsoftアカウントでのサインインは非常に便利ですが、必要に応じてローカルアカウントへの切り替えも柔軟に行うことが可能です。
セキュリティや操作性、使用するサービスに応じて、最適なアカウント管理を選びましょう。
※参考にされる場合は自己責任でお願いします。