エラー

Windowsにログインできない!?「User Profile Service サービスによるサインインの処理に失敗しました。」の対処法をわかりやすく解説!

パソコンを起動したときに、
User Profile Service サービスによるサインインの処理に失敗しました。ユーザープロファイルを読み込めません。
というエラーメッセージが出て、ログインできないことはありませんか? このエラーは、Windowsがあなたのユーザー情報を正しく読み込めなかったときに発生します。

この記事では、パソコン初心者の方でも理解できるように、このエラーの原因と対処法を詳しく解説していきます。

「User Profile Service サービスによるサインインの処理に失敗しました。ユーザープロファイルを読み込めません。」とは?

まず、”ユーザープロファイル”とは、あなたのWindowsでの設定やデータなどを保存している場所のことです。壁紙やアイコンの設定、ブラウザのお気に入りなど、あなたのパソコンの使い方に関する情報が詰まっています。

そして、”User Profile Service“は、Windowsが起動する際に、このユーザープロファイルを読み込むためのサービスです。このサービスが正常に動作しないと、Windowsはあなたの設定情報を読み込めず、ログインできなくなってしまいます。

つまり、
User Profile Service サービスによるサインインの処理に失敗しました。ユーザープロファイルを読み込めません。
というエラーメッセージは、Windowsがあなたのユーザープロファイルを読み込むことに失敗し、ログインできない状態になっていることを示しています。

このメッセージが表示された時の対処方法

まずは落ち着いて、以下の手順を試してみましょう。

1.パソコンを再起動する

パソコンの電源を入れ直すことで、一時的なエラーが解消されることがあります。焦らず、まずは再起動を試してみましょう。

  • 電源ボタンを長押しして、パソコンの電源を切ります。
  • しばらく待ってから、再度電源ボタンを押してパソコンを起動します。

2.それでもダメなら、もう一度再起動

1回再起動してもエラーが解消されない場合は、もう一度再起動してみましょう。2~3回繰り返すことで、正常に起動できる場合があります。

この原因と対処方法

エラーの原因としては、以下のようなことが考えられます。

  • ユーザープロファイルの破損:
    ユーザープロファイルのファイルが破損している可能性があります。これは、Windowsのアップデートが失敗したり、ウイルスに感染したりすることで起こることがあります。
  • ディスクエラー:
    パソコンのハードディスクやSSDにエラーがある可能性があります。長年使用しているパソコンや、衝撃を与えてしまったパソコンで起こりやすいです。
  • レジストリエラー:
    Windowsの設定情報が保存されているレジストリに問題がある可能性があります。
  • ウイルス感染:
    ウイルスがユーザープロファイルを破損させている可能性があります。
  • Windows アップデートの失敗:
    Windowsアップデートが正常に完了しなかった可能性があります。

これらの原因に対処するために、以下の方法を試してみましょう。

1.高速スタートアップを無効にする

高速スタートアップは、Windowsを高速に起動するための機能ですが、これが原因でユーザープロファイルの読み込みに失敗することがあります。

  • スタートメニューを開き、「電源オプション」と入力して検索します。
  • 検索結果から「電源オプション」を選択します。
  • 左側のメニューから「電源ボタンの動作を選択する」を選択します。
  • 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
  • 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外し、「変更の保存」をクリックします。

2.Windows の修復を実施する

Windowsには、システムファイルを修復するための機能が備わっています。

  • スタートメニューを開き、「コマンドプロンプト」と入力して検索します。
  • 検索結果から「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
  • コマンドプロンプトが開いたら、「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
  • スキャンが完了したら、パソコンを再起動します。
  • さらに、「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」と入力し、Enterキーを押します。
  • 修復が完了したら、パソコンを再起動します。

3.セーフモードで起動する

セーフモードは、Windowsを最小限の機能で起動するモードです。セーフモードで起動することで、問題の原因を切り分けることができます。

  • パソコンを起動し、サインイン画面が表示されたら、Shiftキーを押しながら「電源」>「再起動」をクリックします。
  • オプションの選択画面が表示されたら、「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ設定」>「再起動」をクリックします。
  • パソコンが再起動したら、セーフモードを選択します。
  • セーフモードで起動したら、上記 1~2 の方法を試してみてください。

4.新しいユーザーアカウントを作成する

新しいユーザーアカウントを作成し、そちらでログインできるか確認します。

  • スタートメニューを開き、「設定」を選択します。
  • 「アカウント」>「家族とその他のユーザー」>「その他のユーザーをこの PC に追加」をクリックします。
  • 画面の指示に従って、新しいアカウントを作成します。
  • 新しいアカウントでログインできる場合は、古いアカウントのプロファイルが破損している可能性があります。

5.システムの復元

システムの復元は、パソコンを以前の状態に戻す機能です。

  • スタートメニューを開き、「復元ポイントの作成」と入力して検索します。
  • 検索結果から「復元ポイントの作成」を選択します。
  • 「システムの復元」をクリックします。
  • 画面の指示に従って、復元ポイントを選択します。

注意点

  • 重要なデータがある場合は、必ずバックアップを取ってから作業を行ってください。
  • 上記の方法を試しても解決しない場合は、Microsoftのサポートサイトを参照するか、専門業者に相談することをお勧めします。

まとめ

User Profile Service サービスによるサインインの処理に失敗しました。ユーザープロファイルを読み込めません。
というエラーメッセージが表示された場合は、焦らずにこの記事で紹介した方法を試してみてください。 多くの場合、これらの方法で解決することができます。

もし解決できない場合は、無理に自分で解決しようとせず、専門業者に相談することをお勧めします。

 
※参考にされる場合は自己責任でお願いします。