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プログラマーにしかわからない「あるある」用語、隠語、俗語の世界

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プログラミングの世界は奥深く、独特の文化や言葉が存在します。今回は、一般の方には少し難解かもしれないが、プログラマーには「あるある」と感じるような用語、隠語、俗語をいくつか紹介します。これらの用語には、歴史や背景があり、それを知ることで、より深い理解が得られるでしょう。

バグ (Bug)

プログラムに問題や不具合があることを示す言葉。

  • 由来:
    1940年代に、米海軍のマークIIというコンピュータの中に実際の虫(moth: 蛾)が入り込んでシステムトラブルを引き起こしたことが、この言葉の起源とされています。

リファクタリング (Refactoring)

プログラムの外部の振る舞いを変えずに、内部のコードを改善・整理すること。

  • 由来:
    英語の “refactor”(再構築する)から。コードをきれいに保つための技術の一つ。

コミット (Commit)

変更したソースコードをバージョン管理システムに記録する行為。

  • 由来:
    英語で「約束する、確定する」という意味。変更を永続的に保存するという意味合いで使用される。

プルリクエスト (Pull Request)

あるブランチの変更を別のブランチに統合するためのリクエスト。

  • 由来:
    Gitというバージョン管理システムのサービスであるGitHubで使われる言葉。変更を「引っ張って来て」という意味で“pull request”となっている。

デッドコード、ゾンビコード

もはや実行されない、不要になったコードのこと。一度は使われていたが、現在は使用されていないにも関わらず、コードの中に残ってしまっている不要な部分。

  • 由来:
    英語で「死んでいるコード」という意味。不要なコードが“死んでいる”という表現から。

神クラス (God Class)

非常に多くの機能や責務を持ちすぎているクラスのこと。変更や修正が困難で、一つのクラスがあまりにも多くを担当してしまっている状態を指す。

  • 由来:
    のクラスが全能であるかのように、多すぎる機能を持っていることから。

ソースコードを「なめる」

他人の書いたソースコードを詳しく読んで、その内容や実装を理解すること。特に、外部のライブラリやフレームワークの内部の動きを把握する際や、何かの問題をデバッグする時にそのコードの詳細を調査する際に用いられることが多い。

  • 由来:
    直接的な由来は不明確ですが、食事での「舐める」行為はそのものを詳しく味わうことを意味することから、ソースコードをじっくりと読む行為になぞらえて使われるようになったと考えられます。舐める行為が徹底的に味わうことを象徴するように、ソースコードを深く読み解くことを「なめる」と形容するのは、その行為の緻密さや集中力を比喩的に示しているのかもしれません。

エラドリ

「エラー取り」の略。エラーの原因を探し、それを修正する作業を指す。

  • 由来:「エラー」+「取り」の組み合わせ。

まとめ

これらの用語は、プログラミングの現場で頻繁に使われるものがあります。それぞれの用語は、技術や歴史的背景だけでなく、プログラマーたちの文化や感覚をも表しています。日常の中でこれらの言葉を耳にすることで、プログラミングの奥深さや魅力を感じることができるでしょう。

この記事は、プログラミング初心者や興味を持つ方向けに、プログラマーの独特な言葉を解説したものです。これからも様々な技術情報や用語について深堀りしていく予定なので、興味を持った方はぜひチェックしてみてください。

 
※一般的ではない用語も含まれるので、参考にされる場合は自己責任でお願いします。