Googleパスキーを使ってパソコンのブラウザでログインしようとした際、スマホ側に「別のデバイスに接続しています」と表示されたまま、ぐるぐると読み込みが続き、ログインできない現象が起きていませんか?
「いつもはできるのに、なぜか今日はできない」
「通知は来るのに、その先が進まない」
これには明確な原因があります。この記事では、このエラーが発生する仕組みと、誰でもすぐにできる解決策をわかりやすく解説します。
なぜ「別のデバイスに接続しています」で止まるのか?(原因)
結論から言うと、このエラーの最大の原因は「Bluetooth通信の詰まり」です。
パスキーを使ってパソコンとスマホを連携させる際、実は以下の2つの通信を同時に行っています。
- インターネット通信:認証の鍵情報を送る
- Bluetooth通信:「スマホとパソコンが本当に近くにあるか」を確認する(近接確認)
画面が止まってしまう場合、インターネットは繋がっていても、Bluetoothによる近接確認がうまくいっていないケースがほとんどです。
【即解決】今すぐ試せる5つの対処法
効果が高い順に紹介します。上から順番に試してみてください。
1. Bluetoothを「オフ→オン」にする(最重要)
これが最も効果的な方法です。パソコンとスマホ、両方のBluetoothを一度オフにし、数秒待ってからオンにしてください。
単にオンになっているだけではダメで、「入れ直す」ことで接続状況がリセットされ、スムーズにつながるようになります。
2. スマホのWi-Fiを切ってモバイル通信にする
社内Wi-FiやカフェのフリーWi-Fiなど、特定のネットワーク環境が認証通信を邪魔していることがあります。
一度スマホのWi-Fiをオフにし、4G/5G回線で試してみてください。
3. 通知ではなく「QRコード」を読み取る
スマホに来た通知をタップするのではなく、パソコン画面で「別の方法を試す」などを選択し、表示されたQRコードをスマホのカメラ(またはGoogleレンズ)で直接読み取ってください。
カメラで読み取る動作が強制的な接続リセットの役割を果たし、成功率が上がります。
4. 機内モードをオン/オフする
スマホの通信機能全体をリセットするために、一度「機内モード」にして10秒ほど待ち、解除してから再試行します。
5. ブラウザとOSを最新にする
ChromeやEdgeなどのブラウザ、そしてiOS/Androidのバージョンが古いと、パスキー(FIDO認証)が正しく動作しないことがあります。
注意点:再発を防ぐために知っておくこと
無事にログインできたとしても、また同じ現象が起こらないように以下の点に注意してください。
- 距離が離れすぎていませんか?
Bluetoothの届く範囲(数メートル以内)に端末同士を近づける必要があります。 - VPNを使用していませんか?
VPN接続中はローカルなデバイス探索がブロックされることがあります。認証時だけVPNを切る必要があるかもしれません。 - セキュリティソフトの影響
パソコン側のセキュリティソフトが、外部デバイスとの接続を遮断しているケースがあります。
まとめ
「別のデバイスに接続しています」と表示されて進まないときは、焦らず以下の手順を確認しましょう。
一番の特効薬は「PCとスマホ、両方のBluetoothの入れ直し」です。
パスキーは非常に便利な仕組みですが、無線技術を使っている以上、どうしても接続が不安定になる瞬間があります。この対処法を覚えておけば、次回からは数秒で解決できるはずです。
※参考にされる場合は自己責任でお願いします。
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