descriptionが検索結果に表示されない!原因と3つの対処法
「一生懸命meta description(メタディスクリプション)を書いたのに、Googleの検索結果には全然違う文章が表示されている…」
Webサイトを運営していると、必ずと言っていいほどこの現象に直面します。検索結果に表示される説明文(スニペット)が意図したものと違うと、クリック率への影響が心配になりますよね。
結論から言うと、Googleによる書き換えは頻繁に起こる仕様です。
この記事では、descriptionが表示されない本当の原因(Googleがどこを見ているか)と、意図した内容を表示させるための実践的な対処法を解説します。
なぜdescriptionと違う内容が表示されるのか?
Googleは、設定されたdescriptionよりも「ページ本文のテキスト」を抜粋したほうが、検索ユーザーの役に立つと判断した場合、自動的にスニペットを書き換えます。
主な原因は以下の3つです。
1. 検索キーワードが含まれていない
ユーザーが検索したキーワードがdescriptionに含まれていない場合、Googleは本文中からそのキーワードが含まれる箇所を優先的に探し出して表示します。
2. descriptionの質が低い
単なるキーワードの羅列や、サイト内の全ページで同じdescriptionを使い回している場合、Googleはそれを「役立たない」と判断し、無視する傾向があります。
3. ページ内の文字数が極端に少ない
ここが意外な落とし穴です。トップページや画像ギャラリーなど、ページ自体のテキスト量が少ない場合、Googleは予期せぬ場所からテキストを拾います。
原因:Googleはどこから文字を拾っているのか?
「本文がないのに、検索結果には何か文字が表示されている」。この場合、Googleは必死になってページ内から情報を探しています。主に以下の3箇所が参照元になります。
- 共通パーツ(メニュー・フッター・サイドバー): 本文がないため、ナビゲーションメニューや著作権表示(Copyright等)を「メインコンテンツ」と誤認して拾ってしまうケースです。
- 画像の代替テキスト(alt属性): テキストの代わりに画像が多いページでは、画像に設定されたaltタグをつなぎ合わせてスニペットを作ることがあります。
- リンク元のアンカーテキスト: そのページに向けられた他ページ(や外部サイト)からのリンクテキストを参考に、「このページは〇〇について書かれている」と判断して表示する場合もあります。
「書き換えられること=悪いこと」ではありません
自分の書いたdescriptionが表示されないとガッカリするかもしれません。しかし、Googleは「検索したユーザーの意図」に合わせて、最もクリックされやすい形にスニペットを最適化しています。
1つのページが複数のキーワードでランクインしている場合、すべてのキーワードに完璧にマッチする固定のdescriptionを作るのは不可能です。Googleが動的に変えてくれるおかげで、多様な検索ニーズに応えられている側面もあります。
【重要】もし、descriptionと違う文章が表示されていても、検索順位が良く、クリック率(CTR)も十分高いのであれば、無理に修正する必要はありません。
逆に、自動生成された文章が「意味不明」「魅力がない」状態であれば、以下の対処法を試してください。
期待通りに表示させるための基本対策
まずは、Googleに「このdescriptionを使いたい」と思わせるための基本を押さえましょう。
- ページごとに固有の内容にする:使い回しはNGです。
- 前半50文字に結論を入れる:スマホ表示では後半がカットされます。重要なキーワードと魅力的な訴求は冒頭に詰め込みましょう。
- 本文の構成を整える:見出し(H2など)の直下に要約文を入れることで、もし書き換えられても、そこが抜粋されやすくなります。
【上級編】文字が少ないページで変な抜粋を防ぐ方法
「画像中心のページで、どうしてもメニューやフッターの文字が検索結果に出てしまう」
そんな時に使える強力なテクニックが、data-nosnippet 属性の使用です。
これはGoogleに対して「この部分は検索結果の説明文(スニペット)に使わないで!」と指示するタグです。メニューやフッターなど、抜粋されたくない共通パーツにこのタグを設定することで、消去法的にdescriptionを採用させやすくします。
<div data-nosnippet>
<!-- ここにメニューやフッターなど、抜粋されたくない要素 -->
<ul>
<li>ホーム</li>
<li>お問い合わせ</li>
</ul>
</div>
div や span タグに記述するだけで機能します。
⚠️ data-nosnippetの注意点
- キーワードを含む箇所を隠さない: 隠した場所にしか検索キーワードがない場合、そのページが検索に引っかかりにくくなるリスクがあります。
- 設定範囲を広げすぎない: bodyタグ全体などを囲まないでください。あくまで「共通パーツ」や「邪魔な箇所」だけに限定しましょう。
まとめ
descriptionが検索結果に表示されないのは、Googleが「ユーザーにとって最適な情報」を模索している結果です。
- まずはdescriptionの質(キーワード・固有性・前半重視)を見直す。
- 文字数が少ないページで変な場所が拾われるなら
data-nosnippetを検討する。 - 修正後はしばらく様子を見て、クリック率がどう変化するかを確認する。
これらを実践して、検索ユーザーに選ばれる魅力的な検索結果を目指しましょう。
※参考にされる場合は自己責任でお願いします。
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