「欲しかったドメインがすでに使われていた…」
「そのドメイン、もうすぐ期限切れになりそうだけど、どうやったら手に入るの?」

そんな悩みを解決するのが、ドメインのバックオーダーという仕組みです。本記事では、ドメインバックオーダーの全てを網羅し、あなたが狙ったドメインを確実に手に入れるための手順、費用、そして成功の秘訣を徹底解説します。

ドメインバックオーダーとは?仕組みを解説

ドメインバックオーダーとは、現在利用されているドメインが「期限切れ」となり、「再登録可能」になった瞬間に、自動的かつ優先的にそのドメインを再登録する申請を行うサービスです。

ドメインが解放されるまでの流れ

ドメインは、契約者が更新を忘れてもすぐに誰でも登録できるようになるわけではありません。gTLD(.com, .netなど)の場合、一般的に以下のプロセスを経ます。

フェーズ 期間(目安) 状態
有効期限切れ 0日目 ドメインが失効
猶予期間(Renewal Grace Period) 期限切れから約30日 元の所有者が更新料を支払えば回復可能
償還期間(Redemption Period) 猶予期間終了後約30日 高額な追加料金で元の所有者のみ回復可能
保留期間(Pending Delete) 償還期間終了後約5日間 誰も回復不可。この期間後に解放される
ドメイン解放(Drop) 保留期間終了後 一般に再登録可能になる(バックオーダーのターゲット)

バックオーダーは、この「ドメイン解放(Drop)」の瞬間に、最速で登録を試みる仕組みです。

ドメインバックオーダーの費用と料金体系

バックオーダーサービスにかかる費用は、「サービス利用料」と「ドメイン登録料」に分けられます。

1. バックオーダーサービス利用料(手数料)

申請時に支払う費用です。この費用は、ドメイン取得に成功しなかった場合(競合に負けた場合など)は返金されることが一般的です。

2. ドメイン登録料(成功報酬)

バックオーダーが成功した場合にのみ発生する、通常のドメイン登録にかかる費用です。この料金を支払って、ドメインの所有権が確定します。

3. オークションが発生した場合

複数のユーザーが同じドメインをバックオーダーしていた場合、そのドメインは「オークション」にかけられます。この場合、落札価格がドメインの取得費用となります。オークションに参加するかどうかは自由に選択できます。

ドメイン取得までのスケジュール(お名前.com/gTLDの例)

バックオーダーで人気のgTLD(.com, .netなど)を取得した場合、最終的な利用開始までには時間がかかります。

パターンA:バックオーダー成功(単独申請の場合)

ドメイン取得成功のメールが届いてから、約70日~90日後にドメインがお渡しされ、利用可能となります。

  • これは、レジストリ(ドメイン管理組織)の規則により、バックオーダーで確保したドメインは一定期間(ICANNの移管ロック期間など)が経過してからでないと、正式な所有者への移管手続きが完了しないためです。

パターンB:オークションで落札した場合

オークション終了後、比較的すぐにドメインがお渡しされます。

  • ただし、ドメインの状態によっては、1週間~1ヶ月程度の準備期間が必要となる場合があります。

ドメインがお手元に渡り「登録完了」となっても、ネームサーバー(DNS)の設定変更には数時間〜最大72時間程度の反映時間(浸透期間)が必要です。

主要なバックオーダー可能サービス比較

日本国内でバックオーダーサービスを提供している主なドメイン管理サービス(レジストラ)を比較します。

サービス名 特徴 対応ドメイン
お名前.com 国内最大手。成功時のオークションに強い。 gTLD(.com, .netなど)、汎用JPドメインなど
ムームードメイン シンプルで分かりやすい管理画面が魅力。 gTLD(.com, .netなど)
バリュードメイン 低価格での提供に強みを持つ老舗サービス。 gTLD、各種ccTLD(国別コードトップレベルドメイン)など

各社、ドメイン解放(Drop)を狙うタイミングや技術力が異なるため、複数のサービスで同じドメインをバックオーダーするという戦略を取る上級者も存在します。

⚠️ バックオーダーの注意点と成功のコツ

1. 取得は「予約」ではない

バックオーダーは「予約」ではなく、あくまで「解放の瞬間に再登録を試みる権利」です。複数の申請者がいる場合や、レジストラ側の技術的な勝負に負けた場合は、取得に失敗することがあります。

2. 料金発生のメールは取得成功のサイン

お名前.comなどでは、「料金ご請求/領収明細」といった件名のメールが届いた場合、それはドメイン取得(またはオークション落札)が成功したことを意味します。このメールが届いたら、指定されたスケジュールをチェックしましょう。

3. 狙うタイミングを見極める

ドメインの有効期限切れ間近のドメインを複数リストアップし、猶予期間(Grace Period)の終盤保留期間(Pending Delete)に入ったのを確認してからバックオーダーをかけると、無駄な手数料を抑えられる可能性があります。

4. ドメインの質をチェックする

過去にスパムなどに使われていたドメインは、SEO評価が低い可能性があります。バックオーダーする前に、そのドメインの過去の履歴(Archive.orgなど)やブラックリスト登録がないかを確認しましょう。

本記事が、あなたのドメインバックオーダーの成功に役立つことを願っています。

 
※参考にされる場合は自己責任でお願いします。

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