Wi-Fiが遅い!イライラする原因と劇的に改善する5つの対処法【保存版】
「動画が良いところで止まる…」「夜になるとネットが重い…」
自宅のWi-Fiが遅いと、生活の質が下がってしまいますよね。実はその原因、ルーターの故障ではなく「ちょっとした設定」や「置き場所」にあることが多いのです。
この記事では、Wi-Fiが遅い原因の特定方法から、今すぐ試せる改善策、そして意外と知らない「やってはいけない注意点」までをわかりやすく解説します。
1. まずは診断!Wi-Fiが遅いか確認する方法と目安
「なんとなく遅い」ではなく、数値で確認することが解決への近道です。アプリは不要、Google検索だけで30秒で測定できます。
- Googleで「スピードテスト」と検索
- 検索結果トップの「速度テストを実行」ボタンをタップ
- 「ダウンロード(下り)」の数値を確認
快適な速度の目安表
測定結果が出たら、以下の表と比べてみてください。特に重要なのは「下り(ダウンロード)」の速度です。
| 用途 | 必要な速度 (目安) | 判定 |
|---|---|---|
| LINE・Web閲覧 | 10 Mbps以上 | これ以下はストレス大 |
| YouTube・動画視聴 | 30 Mbps以上 | 標準的。止まるなら対策が必要 |
| オンラインゲーム・4K動画 | 100 Mbps以上 | 高速。これだけあれば十分 |
2. Wi-Fiが遅い主な原因と3つの即効対策
速度が目安より低かった場合、以下の3つを試すだけで改善する可能性が高いです。
対策① ルーターを再起動する
基本中の基本ですが、最強の方法です。ルーターはずっと電源が入っているため、内部で熱を持ったり処理が詰まったりします。
コンセントを抜き、1分ほど待ってから差し直してください。これだけで速度が倍になることも珍しくありません。
対策② 「5GHz帯」に接続し直す
最近のWi-Fiルーターには、実は2つの電波が飛んでいるのをご存知ですか?
- 2.4GHz(遅い・遠くまで届く): SSIDの末尾が「G」や「2g」
- 5GHz(速い・障害物に弱い): SSIDの末尾が「A」や「5g」 ←こっちがおすすめ!
もしスマホの設定画面で「2.4GHz」の方に繋がっていたら、「5GHz」の方に接続し直すだけで劇的に速くなります。ただし、ルーターから壁を何枚も隔てた部屋にいる場合は、2.4GHzの方が安定することもあります。
対策③ ルーターの置き場所を変える
Wi-Fiの電波は障害物に弱いです。以下のような場所は「NG配置」です。
- ❌ 水槽や花瓶の近く(水は電波を吸収します)
- ❌ 電子レンジやテレビの裏(電波干渉します)
- ❌ 床に直置き、部屋の隅、棚の中
理想は「家の中心」かつ「床から1m以上の高さ(棚の上など)」です。見通しを良くするだけで電波強度は変わります。
3. 複数人で使うとWi-Fiは遅くなる?
結論から言うと、遅くなります。
インターネット回線は「道路」に例えられます。
- 1人で使用: 空いている高速道路。快適です。
- 家族4人が同時に動画視聴: 車が増えて渋滞が発生します。
特に、誰かが「オンラインゲームのアップデート」や「4K映画の視聴」など、大量のデータを通信していると、他の家族の通信速度まで引っ張られて遅くなります。最近はスマホだけでなく、テレビやスマート家電もWi-Fiを使うため、知らぬ間に「接続台数オーバー」になっているケースも多いです。
4. 【重要】ここが見落としがち!改善時の注意点
良かれと思ってやった対策が、実は逆効果だったり無意味だったりすることがあります。以下の「落とし穴」に注意してください。
⚠️ やってはいけない!3つの注意点
1. 古いLANケーブルを使い回さない
意外な盲点です。ルーターと壁(ONU)を繋ぐLANケーブルが古い(カテゴリ5など)と、そこで速度の上限が「100Mbps」に制限されてしまいます。
ケーブルに印字されている文字を見て、「CAT5e」または「CAT6」以上であることを確認してください。
2. 中継機を置く場所に注意
「電波が弱いから中継機を買おう」というのは正解ですが、置く場所が重要です。
Wi-Fiが届かない部屋に中継機を置いても意味がありません。中継機自体が親機の電波をキャッチできないからです。
「親機」と「届かせたい部屋」のちょうど中間地点に設置するのが鉄則です。
3. マンションの配線方式を確認する
どれだけ高性能なルーターを買っても、マンションの壁の中の配線が「VDSL方式(電話回線利用)」の場合、構造上最大100Mbpsしか出ません。
この場合、ルーター買い替えでは解決せず、光回線自体の乗り換え(戸建てタイプを引き込む等)や、ホームルーター(置くだけWi-Fi)への切り替え検討が必要です。
まとめ:Wi-Fiが遅い原因を潰していこう
「Wi-Fiが遅い」と感じたら、まずは焦らず以下の順でチェックしてみてください。
- スピードテストで数値を測る
- ルーターの再起動&5GHzへの切り替え
- ルーターの置き場所を改善
- LANケーブルの規格を確認
これらを試しても改善しない場合は、ルーター自体の寿命(買い替え目安は5年程度)や、プロバイダ側の問題(IPv6契約への変更など)を検討する時期かもしれません。
快適なネット環境を取り戻して、動画やゲームをストレスフリーに楽しみましょう!
※参考にされる場合は自己責任でお願いします。
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