スマホ再起動の頻度は毎日？週1？寿命を延ばす「正しい頻度」とタイミング【iPhone/Android】

スマートフォンやタブレットを使っていると、「動作が重い」「充電の減りが早い」と感じることはありませんか？
そんな時、「とりあえず再起動」をする方は多いですが、「特に異常がなくても定期的に再起動すべきなの？」「毎日やると逆にバッテリーに悪い？」という疑問を持つ方も多いはずです。

結論から申し上げますと、スマホの再起動は「週に1回程度」の頻度がベストです。

この記事では、なぜ「週1回」が推奨されるのかという理由と、毎日再起動するメリット・デメリット、そして各OS（iPhone/Android）ごとの正しい手順について、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。

【結論】スマホ再起動の頻度は「週に1回」が目安

Appleや多くのAndroidメーカー、セキュリティソフト会社などの見解を総合すると、スマホやタブレットの再起動頻度は「1週間に1回」が推奨されています。
これには明確な理由があります。

「毎日」再起動するのはやりすぎ？

「毎日寝る前に電源を切る」という方もいますが、今のスマホに関しては毎日行う必要はほとんどありません。
スマホの電源オン/オフ時は、CPUがフル稼働するため多くのバッテリーを消費します。
異常がないのに毎日再起動を繰り返すと、かえってバッテリーの劣化を早めたり、手間がかかるだけでメリットが薄い場合があります。

ただし、「動作が明らかに重い古い端末」や「メモリ容量が少ない廉価版スマホ」の場合は、毎朝1回リフレッシュすることで快適に使えるケースもあります。

再起動が必要な「3つのタイミング」

「週に1回」という定期メンテナンス以外に、以下の症状が出たら即座に再起動すべきです。

• 動作がカクつく・アプリが落ちる時：メモリ不足のサインです。
• 通信（Wi-Fi/4G/5G）が不安定な時：「機内モード」のオンオフで直らない場合、再起動で通信モジュールをリセットするのが一番早いです。
• 本体が熱い時：バックグラウンドで暴走しているアプリを強制停止させるために有効です。（※充電中は除く）

再起動のメリット・デメリットまとめ

再起動のメリット

• 動作が軽快になる（サクサク動くようになる）
• 「アプリが開かない」などの不明な不具合をリセットできる
• 電波のつかみが良くなる
• キャッシュがクリアされ、バッテリー持ちが改善する場合がある

再起動のデメリット

• 再起動中は端末が使えない（1分〜2分程度）
• 作業中のデータ（書きかけの文章など）は保存しないと消える
• 起動直後はシステム読み込みのため、一時的に動作が重くなることがある

【便利機能】Androidなら「自動再起動」が設定できる場合も

GalaxyやXperia、AQUOSなどの一部のAndroid端末には、「指定した時間に自動で再起動する機能」が搭載されています。
例えば「毎週日曜日の深夜3時」に設定しておけば、寝ている間に勝手にメンテナンスが終わります。

確認方法：
「設定」→「バッテリーとデバイスケア」や「システム」の中に「自動再起動」という項目がないか探してみてください。これを使えば再起動し忘れを防げます。

各端末の正しい再起動手順

iPhoneの再起動方法

• Face ID搭載モデル（iPhone X以降）：
  「サイドボタン」と「音量ボタン（片方）」を同時に長押し → 「スライドで電源オフ」 → 電源が切れたら再度「サイドボタン」長押し
• ホームボタン搭載モデル（iPhone 8以前）：
  「サイドボタン」を長押し → 「スライドで電源オフ」 → 再度長押し

Androidスマホの再起動方法

• 一般的な方法：
  電源ボタンを長押し → 表示されたメニューから「再起動」を選択（電源オフではなく再起動を選ぶと楽です）
• 電源ボタンでGoogleアシスタントが出る場合：
  「電源ボタン」と「音量アップボタン」を同時に長押ししてみてください。

iPadの再起動方法

• Face ID搭載モデル：
  「トップボタン」と「音量ボタン」を同時に長押し → スライドで電源オフ
• ホームボタン搭載モデル：
  「トップボタン」を長押し → スライドで電源オフ

まとめ：週末の「スマホ再起動」を習慣にしよう

高性能な現代のスマホでも、使い続ければ見えないゴミ（キャッシュ）が溜まり、疲れがたまります。
トラブルが起きてから慌てて再起動するのではなく、「週末の寝る前に再起動する」「月曜の朝に再起動する」といったルーティンを決めておくのがおすすめです。

たった1分の再起動で、来週1週間のスマホライフが快適になります。この記事を読み終えたら、まずは一度、手元のスマホを再起動してリフレッシュさせてあげましょう。

　
※参考にされる場合は自己責任でお願いします。